【実施レポ】楽器の色・歌えるリズム・流れるメロディ!! - 10/9巣鴨・杉山 智恵子先生

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2008/10/17

blog_081009kyozai_sugiyama.jpg10月9日(木)東音ホールで音楽教材研究会主催、杉山智恵子先生の講座が行われました。受講人数は39名、ホールいっぱいの人数で体験致しました。 
先生は、ピアノにも打楽器、弦、管楽器にも常に課題になるテーマ「歌えるリズム、流れるメロディ」の根幹にある - こういう音を出したい、こういう感じの音楽を作りたい"と言う感性を養う部分として、ダルクローズリトミックを通し皆で体感しましょう。といろいろな角度から刺激を与えて下さいました。

冒頭は、トライアングル、タンバリンのパフォーマンスを披露してくださいました。トライアングルやタンバリンがまるで生き物のように、色々な音色,リズムが奏でていました。

次にウオーミングアップとして、手、足ゲームをしました。 
「手」と言ったら手を叩き、「足」と言ったら歩く、と太鼓でサンバリズムに合わせて動きました。次に手、足を色に変えておこないました。これは集中力記憶力が養われるそうです。

ここからが本番!
- 自由に歩く
約束事があり、一人の人を真似して同じテンポで歩く・・・方向性を持つ
8歩歩いて8拍休んで8拍クラップする、それから数を減らして歩いた・・・ビートキープ

- 輪になり、クラップしながらビート回しをして、先生の合図で回り方が変わる
・・・方向性の体感

- 聞くではなく聴く
先生の動作を見て合わせてクラップする・・・
アナクルーシス(準備) / クルーシス(到達点) / メタクルーシス(弛緩)

- ビートの分割
2分割 (例・あき)
3分割 (例・さんま)言葉に例えて歩いた・・ニュアンスがわかる
 
- 子供の知ってる曲で、四分音符、二分音符、八分音符を体のどこかで表す
・・・・音符の確認

それからトライアングルの鳴らし方も教えて頂き、先生のワンポイントで、ガラッと響き方が変わった事に受講者と共に感動しました。
生徒から良いものを引き出すのと同じように、楽器からも良い音を引き出してあげる事を学びました。

最後に講座の中で先生は必ずなぜ?どうして?と問いかけてくれました。
先生がいつでも教えない事。考えさせる事が大事だと体感致しました。

(Rep:東京音楽教材研究会  大見幸恵先生)


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