【実施レポ】2008年コンペ課題曲企画 公開レッスン - 6/21国立・金子恵先生

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2008/06/27

blog_080621ohme_kaneko.jpg2008年6月21日、国立楽器本店 音楽の森コンサートフロアにて金子恵先生の2008年コンペ課題曲公開レッスンが行われました。

当日はA1 - C級まで7名の生徒が受講、金子先生はエネルギッシュかつ丁寧に、また時には生徒の手を取りながら教えてくださいました。まずどの曲も、テンポ設定が重要であることを強調されました。フレーズを生かすためにも、また舞踊を意識するためにも、その曲を活かすテンポを見つける事が必要であり、時には実際にフレーズを歌ってみて決めるのも良いと話されました。また「教え込むだけでなく、子供自身の耳で音を判断させなければ演奏は変わらない」という言葉が、印象に残ります。

スタイル別には、バロックで必要になる軽い音のタッチの練習法や、古典での弦楽器の奏法をふまえた上での説明、アーティキュレーションの選択、またオーケストレーションを意識した音作りなど、生徒達にもわかりやすい言葉で伝えていただきました。また近現代などでは、いかに印象に残るような音楽を作るかを考えなければならないとも話されました。弱くても響く音の出し方のコツなど、すぐに実践できる要点を余すことなく教えていただきました。

一人一人の持ち時間には限りがありますが、先生はその中でもまずその生徒の良い部分を認めてくださり、それによって心をひらいた生徒が、先生の言葉の数々に引き込まれるように夢中になっていく姿は、コンペ指導だけでなく、ぜひ普段のレッスンの参考にさせていただきたいと思いました。

課題曲セミナーからひきつづきの公開レッスンで、さぞお疲れの事と思いますが、金子先生、どうもありがとうございました!!!

(Rep:PTNA青梅支部) 


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