2008年4月5日(土)本多昌子先生による、2008年コンペ課題曲セミナーを開催いたしました。
実際に演奏を交えながらの説明でわかりやすく、それぞれ時代別の引き分け方には、時代ごとの和音構成や現在のピアノに至るまで改良される過程も考えながら弾くことも大切だということがわかりました。課題曲は、ピアノの曲ですが、オーケストラに出てくる楽器を当てはめたて、イメージをふくらませたり、マズルカ、ガボットなどは、他の同じ題名の曲を聞いたり、実際どういった踊りか勉強することは曲の解釈にとても役立つと思いました。
受講者からも、「小さい会場だったので、本多先生の指の動きや腕の動きが近くで見られて良かった」という声が多く、有意義なセミナーでした。
受講者の方々のレポートより、当日の感想を抜粋いたします。
♪先生のお話の中で私自身うっかりしている(見逃す)ことも多く、初心に返って気づかせていただいた講座でした。有難うございました。
♪A2級の小さい子ども達の手の使い方は、参考にしたいと思いました。ただ強いだけ、弱いだけ、つなげているだけ、切っているだけにならない教え方を考えなくてはいけないと思いました。
♪今回教えていただいたフィンガーペダルなどを子どもと一緒に練習してみたいと思います。
♪曲に対するイメージを膨らませ、様々な響きを作っていかなければいけないと思いました。そのために、タッチを変化させること、ペダルを上手に使うこと、時代背景を理解すること、等これから勉強するべきことに多く気づかされました。また、メロディーだけに意識を集中せず左手の響き、和声感も意識的に感じていかないといけないなと思いました。
(Rep:徳島支部/吉岡明代先生)