2008年2月21日・大阪城ステーション主催による第2回Miyoshiピアノ・メソード講座、第3,4巻が大阪天満橋のプチ・エルで行われました。
第1回の杉浦先生に引き続き、ピアニストで桐朋学園講師の楠原祥子先生を講師にお招きしました。先生はMiyoshi Netの運営委員をして大変活躍されています。
まず、自分の身体の動きを知ることから呼吸を取り上げられ御自分で名づけられたゴリラ体操を皆でしました。息を一杯すって止めると丸で体中のすみずみまで空気がいきわたり指先までもジンジンして温かくなるのが感じられます。そして、はくと体の力が抜けます。
フレージングに見合った呼吸をする事が大切な事をミヨシメソードの曲を用いて、実際に説明して下さいました。又、身体も上手に使うことにより動作が音楽を作る事もやってみられました。「作曲家の感情や曲が持つ感情、又ピアニストの感情の度合いの強さはピアニストの動作で表現され、そのピアノの音で伝わる、そして聴衆の中に同じ反応を引き起こす」と託されました。
又打楽器から歌へ、音から音楽へ、又いるだけの人やあるだけの音から生きている音楽にするには行動や音、思いに関心を向け始めることが大切で、受動的にではなく能動的になることである。その中で重力奏法、レガート奏法、スタッカート奏法を育ててゆく。
それには歌ってみること→思考→表現してゆく。又、音楽は独自の語法を持つのでそれを知らないこどもに言葉で話をしてレッスンを広げて楽しくすること。音でこどもたちをやさしく抱きしめてあげる。例えば神話や昔話やダレスを話題にする。イカロス、ポセイドン、オルフェウスとエウリュディケ等々。他に他の作曲家の曲を使用しましょう。
バルトーク ミクトコスモス1,2,3巻
三善 晃 ひびきの森 第2巻
トンプソン 現代ピアノ教本 -
リラ・フレッチャー ピアノコース ブック2 etc...
と実際のレッスンにすぐに役立つお話をされ質問する先生方もいらして、とても盛り上がったセミナーでした。
(Rep:大阪城ステーション/中田元子先生)