去る11月27日、宝塚支部は支部長稲垣千賀子先生のピアノセミナー「小さな子供のための音色の使い分け」を、フェリーチェホールにて開催しました。関本昌平さんを育て、その後も素晴らしいご指導で子供達の指導の成果をあげておられる稲垣先生のお話を聞きたいと、当日は大阪、兵庫の他、奈良や京都からも受講の先生方が詰めかけられ、90名を超える参加者で賑わいました。
稲垣先生のお話は期待を裏切らない大変充実したもので、感じる心が欠けているといわれる今の子供達に対して親御さんとの連携を大事にしながら正面から向き合った愛情のこもった全力投球の姿勢と、稲垣流「魔法の言葉がけ」による豊かなイメージを喚起させる音色と奏法の指導法に、2時間近くの時間があっという間に感じられたセミナーでした。「先生にとっては大勢の生徒でも、生徒ひとりひとりにとってはたった一人の先生」という言葉には40年の実践に裏打ちされた確固たる説得力があり、それぞれ子供達のピアノの指導にあたっておられるであろう受講者の皆さまの心に響いていたと確信しています。当日配られた「魔法の言葉」特集を、帰宅後すぐに使ってみたという先生方の後日談もちらほら伺っています。
(Rep:宝塚支部/中西利果子先生)
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