2007年11月5日(月)サンリツ楽器仙台本店2Fにおいて、國谷尊之先生の「ショパンの即興曲とワルツ」の講座が開催されました。
仙台バスティン研究会主催の國谷先生の講座は、今回で11回目となりました。毎回毎回、それぞれの内容に沿ってとても丁寧で分かり易く、尚且つユーモア溢れるお話で、非常に重要なことをお教えいただける講座です。同時に例としてくださる演奏に酔いしれる時間でもあります。
今回は、ショパンの入り口としての即興曲とワルツの作曲年代、出版事情からの概観、そして演奏の4つのポイント - ルバート - フレーズ - 拍子感 - ペダリング について実例をたくさん交え詳しく、お話くださいました。
和声進行を常に感じ取り、それを敏感に演奏に反映させる。大きな構造を見通して全体を捕らえることの重要さは、東洋の音楽にはあまりないが、ショパンのような音楽には欠くことができない。
「レッスンの現場で、『王より飛車をかわいがり』ということが起きないように」というお話には、耳の痛い思いでした。
これで、國谷先生の講座は一区切りとなりましたが、幸い来年6月に、仙台での2回目の「トークコンサート」をしていただけることになり、受講者一同、その日を楽しみに散会となりました。
(Rep:仙台バスティン研究会/千葉和枝先生)
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