7月2日(月)、國谷尊之先生の講座「4期別指導の徹底研究~近現代」が松山ハーモニーステーション主催で開催されました。当日寄せられた受講者レポートより、一部をご紹介いたします:
♪近現代の音楽とひとまとめで言ってしまいますが、その中で、作曲家はもちろん、政治的背景などによっても音楽が違うことなど、改めてきづかされました。子供たちにレッスンの中でそのような話も少しずつおりまぜていこうと思います。また、ドビュッシーの音楽とドイツ音楽の違いもとてもわかりやすく、音楽の感じ方、ペダルの踏み方の違いによる演奏効果の違いが本当によくわかりました。自分自身でもやってみようと思います。
♪ドビュッシーの詩や絵画を想像させる、色彩豊かな素敵な曲の数々が、どのような背景から生まれたのか、とても興味深く講座を聴くことが出来ました。
特にジャワ音楽(ガムラン)に感銘を受けて、その後の作曲に生かしていったという事実に、とても驚きました。CDで聴かせていただいたガムランの音楽の音の美しさに、うっとりと自然にいだかれるような心地よさを感じ、ドビュッシーの気持ちが理解できました。
その後、協会旋法、平行和音、5階音階、全音音階などから新たな語法を発展させ、フランス音楽(印象派音楽)の礎となり、感性にそった微妙なぺダリングの難しさや必要性、奏法などを学ぶことが出来ました。
♪以前「月の光」を弾いたのですが、音のにごりに悩みました。今日、その謎が解けた気がします。低音の深い響きの重要性(ペダル)、そしてそれを彩る高音のバランスなど、ただ響かせる為だけのペダルではないということに、納得!
あとは、ルバートの思い違いは大変なことですね。月の光の前半、國谷先生がとても正確なリズムで弾いていらしたのに気づきました。あるCDを聴いたとき、やはりゆっくり丁寧に音を降りてくるリズムが、これでいいのかと思っていましたが、その通りでした。2枚目のルバーとが生きてくる先生の演奏でした。勘違いして自分で音を躍らせないように、私も弾いてみます。ありがとうございました!