6月4日(月)、広島中央支部主催で江夏範明先生の講座「年齢に応じたやる気を引き出すには~今してやれることは何か」が開催されました。「先生の言葉が心に突き刺さった!」「これまでの自分の指導を見直すきっかけになった」「今後への勇気を与えていただきました」といった感想が沢山寄せられた中から、3点の受講者レポートをピックアップし、ご紹介いたします。
♪先生の巧みな話術、豊富なボキャブラリーで楽しく聞かせていただきました。「先生に魅力がないといけない」「生徒のせいにしない」。厳しい言葉にドキリ。話を聞いているうちに、先生は生徒のことをどれだけ真剣に、大事に思って育てていかなければならないかを感じました。そのために、まず先生自身が自分をよく知り、その魅力を最大に活かしたキャラクター作りをしていくなかで、生徒に対して「ステキな先生」となっていかなければならないと思いました。
あと一つ感動したのは、「音楽はお客様のために」という精神を忘れないということ。ステージマナー、服装も含めて、お客様のためによくしていこうとしていく姿勢が大切だと思った。また、「先生が咲きに」とお手本の曲を弾いて、逆に生徒の芽をつみとってしまうことのないように、生徒が先生を超えていくような指導でないければならない、という言葉も心に残りました。
♪耳の痛い話と、芽からウロコの話がたくさんでした。
ピティナに入会して、たくさんの先生と出会うことや、こうしてセミナーを受講することで刺激を受け、今まで考えたことのないこと、さぼっていた工夫をするようになってきましたが、生徒のせいにしてきた譜読みの遅さや暗譜などについて、もう一度考えてみようと思いました。
♪一番感じたこと、考えさせられたことは「私は魅力のある先生なのか」という疑問でした。手本にならなければ、良い演奏を名まで聞かせなければ・・・とがむしゃらにコンクールの課題曲を弾きまくる毎日でした。環境を整えて、肩に力を入れてレッスン、レッスン・・・どんなに息苦しいレッスンを自分はこの数ヶ月してきたのだろう、と思いました。
今日のお話ひとつひとつが、グサッと心に突き刺さるものであり、私の殻をやぶるお話でした。終わった時に「な~んだ、今までの自分でいいんだ」と安心しました。コンクールまでの数週間、力を抜いて生徒達が自ら成長してくれるように見守っていきたいなぁ、と思います。即興やポピュラー、ジャズも、私自身弾いていて楽しいし、そういうことも伝えていけたらなぁと思います。いくつもの引き出しを持って、力の入らないレッスンをしていきたいと思い、晴れ晴れとした気持ちになれました。ありがとうございました。