6月12日(火)、ミリオン楽器南浦和店にて、池川礼子先生のバッハインベンションについての講座が開催されました。多数寄せられたレポートの中から、講師の池川先生にセレクトいただいた3点のレポートをご紹介します。
♪ 細かい分析の仕方、1つの音符も見逃してはならないこと。当たり前ですが、改めて実感しました。リズミカルな曲のものが改めてみるととても多く、昔勉強した頃の印象とは全く違いました。暗く思い気持ちでバッハの勉強に取り組んでいた自分でしたが、こんな風に分析したり、お話(推理小説)を楽しんでみたら、全く違ったものになったのでは、と思います。テーマをいかに素晴らしく弾くか・・・テーマのことをもっともっと勉強して、楽しんでみたいと思いました。
もう一度インヴェンションを勉強しなおそうと、今ワクワクしています。ありがとうございました。
♪ バッハは、いくら勉強しても納得の行く解釈、奏法が解らず、いつも不安のまま生徒に教えている状態です。今まで「主題が出てきたから強調しなさい」とか、装飾音や形式にばかり目がいって教えていたような気がしますが、バッハの収お湯的な信仰心から曲が出来ているということがわかり、これから指導する上でとても役立つと思います。
まず自分が勉強し続けて一方通行のレッスンにならないよう、工夫と努力を怠ってはいけないことを、池川先生の姿勢から学びました。音楽はテクニックではなくて、心だということを改めて感じました。
♪ バッハの序文から人柄、時代背景などを、しっかりと印象に残るように生徒に伝えるような指導をしなければいけないと思いました。指導する曲順についてとても悩んでいたくせに、いかに勉強不足名状態で指導してしまているかが、はっきり反省でき、分析もまず自分が書いてみること、さっそく実行しなければと思います。
バッハがもとは63曲ほど書いていたことから始まり、全く知らないことばかりで全てがとても興味深く聞けました。とくに「音楽の修辞学」は知っていなくてはいけないなぁ、と感じ、今日の資料をスタートとして、まずバッハ15曲の分析を書き、ポイントをまとめなければと思います。そして、早速生徒にもレッスンで分析を書かせてみたいです。
小3の生徒さんが書いた分析の楽譜や、バッハが1720年に作曲した頃から考察する学ぶポイントなど、講座資料もとても充実していたので、ずっと参考にさせていただきます。