【実施レポ】「ピアノ構造から見た正しいタッチ」 ~5/21神戸・長谷川淳先生~

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2007/06/14

5月21日(月)、ヤマハミュージック神戸にて長谷川淳先生の講座「ピアノ構造から見た正しいタッチ~演奏を生かすも殺すもタッチ次第~」が開催されました。(主催:神戸中央ステーション)昨年鹿児島にて実施され大好評を博した講座とあって、今回も多くの反響が寄せられました。その中から、一部の受講レポートを抜粋にてご紹介いたします。


♪ ハイフィンガーの不利な点、そしてフィンガータッチ、アームタッチ、ハンドタッチの3種類は学んでおりましたが、こんなにいろいろなタッチが使い分けられていることを知る機会もなく、大変勉強になりました。
単に打鍵のスピードだけでなく、指先のいろんな角度、力の入れ方、抜き方が重要なポイントであることを改めて感じました。「脱力(抜いて)、指サ切れいれる」ことをあまり簡単に生徒に教えてはいけないことも痛感しました。いろいろな種類なタッチを自分なりに復習し、少しでもいい音色が出せて、また生徒にも伝えていけるようにしたいと思います。

♪ 一曲の中でもいろんなタッチの組み合わせで弾くことが、タッチを区別することでよく理解できることがわかりました。指の関節で一番大切なのは第1関節で、次にアーチ型のつけ根である第3関節、それがしっかりきたえられていないとどんなタッチも自由自在には操れないと実感しました。

♪ タッチについて大変理論的に、詳細に説明していただき、とても分かりやすいセミナーでした。9種のタッチについて、欲しい音色に合わせてタッチを意識して変えることができそうです。インナータッチ、ルシアンスピードタッチについては知らなかったので、勉強になりました。
連弾時指替えをする必要はないとのお話は驚きました。同音連打は指替えすると思い込みがあり、しかし教える時は「そういうもの」と教えていたので、臨機応変にすればよいと知り、楽になりました。

♪ 普段レッスンの中で「音色の変化」についての説明が難しく、指導者側と生徒の捉え方にズレがあり悩んでおりました。先生の論理的にまとめられた様々なタッチについての説明をもう一度整理して、今度に活かしていきたいと思います。
余談ですが、昨日ステップで娘にコメントをいただき、平均律のプレリュードについて「基本ミステリオーゾで」とアドバイスを頂いた点、本人はやっているつもりだったらしいのですが、タッチが問題なのかもしれませんので、今日の講座の内容を伝えようと思います。


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