5月28日(月)、広島中央支部とくれカメリアステーション主催で、林苑子先生の講座「『基礎』からはじめる音楽表現の指導法 Part 2」 が開催されました。昨年のPart 1が好評につき、実施されたこの企画。当日多数寄せられた受講者レポートの中から、林先生にセレクトしていただいたレポートを紹介いたします。
【講義の内容】
・習い始めの時期から、自立してピアノを弾けるように教えていくことの大切さ
・そのためには、正しい姿勢、正しい指の使い方、タッチの方法、重心のかけかた、移動の仕方を1つずつ確実にやっていかないと、将来困ったことになるということ。
・子供たちに自分の手の形を意識させ、自分の手でピアノを弾くということをもっと大切に思わせないといけない。
・1の指の付け根が出せない子供が多いが、1の指がきちんと支えられないと曲も弾けないことをもっと深刻に伝えていく必要がある。
・鍵盤のつくりや、鍵盤の沈みを使ってタッチすることをエレベーターという表現でお教える。ピアノの弦が空気にふれ、鼓膜を通して聞こえる、など。
【感想】
今日のセミナーは、今後の指導に役立つことを沢山教えていただき感謝しております。
指のことについて考え、もっと力を入れてピアノを弾くための手をつくっていくことをやっていかないといけない、と思いました。
先生がおっしゃっていたように、背中でピアノを弾くということは最もだと思います。姿勢の良し悪しは、音に影響するとわかっていても、なかなか難しいです。
生徒を教えるにあたって、やはり私自身がいつも練習して、研究心を失わないようにすることが大切だと、つくづく思いました。ありがとうございました。