寒の戻りか、3月中旬にしては、寒い朝、3月13日に、ヤマハ城野センターにて、本多昌子先生による2007年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲説明会が開催されました。山口県・宗像市などからも問い合わせがあり、心待ちにしておりました。小倉ステーション主催では、はじめての課題曲説明会で、ドキドキの開催でした。
受講生の先生方は、要項が発売されてから、2週間たっていないのに譜面をちゃんと用意して、大きなカバンに譜面がぎっしりという、感じで、熱気あふれる会場につめかけられました。
朝早くから、本多先生は会場に着かれ、ピアノを弾かれていました。先生は、ご自身も活躍されているピアニストです。また、PTNAでかって金賞を、受賞され、お嬢様も受賞されているとのことで期待も高まっていました。
レクチャーは、バロック期:古典期・ロマン期・近現代期の特徴から始まりました。一曲を弾かれるごとに、手首の重要性・腕の重み・指の付け根のささえ、奏法ではスタッカートとレガートの指先のタッチの違い、第一指の柔軟性と第5指の重要性、装飾音符、16分音符や3連音符のきめ細かなひきわけ、
ペダリングの違い、強弱の秘訣:左右のバランスなどについて解説してくださり、長い眼で、ピアノ演奏の成長を考えらている事がよくわかりました。
本多先生はテンポをキープしながら、清潔な拍子感のある演奏でA2級からC級まで、インヴェンション以外の膨大な全曲を演奏されました。D級の曲も突然お願いしたにも関わらず、ありがたいことにほぼ全曲演奏してくださいました。また、版の違いなどにも言及されていました。
説明会終了後、受講の先生方は、「来てよかった!!。またね。」と、ニコニコとしておられました。譜面やCDを注文される先生方も多く、頑張っていらっしゃる姿が印象的でした。(Report:PTNA小倉ステーション代表 田村美矢子)