10月1日に、内藤楽器ハーモニーBOXにおいて、渡部由紀子先生による公開講座がありました。「やる気を引き出す魔法のレッスン~どの子も可能性は無限大~」というタイトルで、指導者や親の役割、また、すぐに使える指導法など、具体的でわかりやすい内容でした。
私はこの講座の中で、「心」と「技術」の、両方を育てていくことが大切なんだ、ということを学びました。まず、「心」という部分で、先生は「ピアノは、目標をもち、一つのことを毎日少しずつ努力することを訓練し、目標を達成した時に満足感と達成感を経験できることが、良いところである」とおっしゃっていました。また、「その子、あるいはその人のあるがままを受け入れ、長所を伸ばしていくことが大切」ともおっしゃっていました。確かに、つい欠点を見つけて注意しがちですが、良いところをみつけて褒められた方が、やる気が出ると思います。先生のお話は、指導者として以前に、人間としての生き方を示されているような気がしました。
次に「技術」の部分ですが、座り方やその姿勢、肩、肘、上腕の状態から足の位置、指の角度まで、ていねいに教えていただきました。また、それらがうまくいかない時の対処法として、かさやボール、ゴムやクッションなど、小道具を使って矯正する方法を紹介していただき、大変参考になりました。それから、譜読みをする時の注意点やノートの作り方では、「これなら楽にできそう」と思わせるアイディアを紹介していただき、ユニークで楽しい内容でした。
今後指導していくなかで、先生に教えていただいたアイディアを少しずつ取り入れ、「心」と「技術」と両方に心を配りながらレッスンしていこうと思いました。
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