2006年5月23日(火)より全3回に渡り、武田真理先生による「Miyoshiピアノ・メソード」についての講座が行われました。全8巻で構成される、作曲家三善晃のオリジナルピアノメソードを取り上げ、メソードの特徴、各プロポジションの目的とその指導方法などをお話いただきました。
導入期での各課題の取り上げ方は、私を驚かせる内容でした。どの曲もとても短く、音も簡単で初心者にもすぐに弾けるような曲ばかりでしたが、そこに込められている内容は幼児期の生徒に音楽の喜びを充分に伝えるものでした。
「私は初心者の生徒にこんなに深く、音楽を伝えていただろうか...」反省です。
他にも、レガート奏やスタッカート奏、ペダルのテクニック、ピアノの変遷によるテクニックの変化の歴史、ゴム紐を使っての音の強弱の感じ取り方など、武田先生のお人柄にも触れながら大変楽しくお話を聞かせて頂きました。
今回の講座は、まだまだ勉強する者としての私に色々なことを気付かせてくれました。今回うかがったことを基に、自分でも実際にメソードに挑戦したいと思います。そして、次のブラームスを取り上げる講座では、また武田先生がどんなお話をしてくださるのか、今からとても楽しみです。(Report:伊勢孝子)
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