2006年7月14日（金）、池川礼子先生によるテクニック指導法についての講座が開催されました。中級レベルへ確実に導くためのピアノ指導法～ツェルニー30番を音楽的に弾くために、基礎テクニックの学習ポイントをお話いただきました。
　手ごろな（身近な）グッズを直接触らせていただきながら指先の強化、重さのかけ方、指の支えなどを最初からしっかり教えていく方法を具体的にお話していただきました。3歳児でも高校生でも、最初のレッスン時に「きれいな音はきれいな指の形でしかだせない」とハッキリ生徒に伝える、ということが私には出来ていなかったと反省しました。指先の強化･･･というと、どうしても手首を固定してしっかり打鍵する。という感じがありましたが、指先の強化や指の支えを教える時もつねに、手首と腕の脱力が出来ないと美しいフレーズは生まれない・・・ということを熱心に話していただき、とても参考になりました。
　ピアノを弾くことだけで指を強化するのはなく、子供が興味を持てるようなものを使って指をきたえられることに驚いた。テクニックを生徒にいかにつけていないかを反省、と受講者から感想が寄せられました。今後、曲の分析、音楽性について、読譜、ツェルニーの指導ポイントなどの、セミナー受講や勉強をしていきたいと思います。（Report：稲田さゆり）