2006年6月26日(月)ヤマハミュージック神戸サロンに於いて、江夏範明先生の「年齢に応じてやる気を引き出すには~今してやれることは何か~」の講座が開催されました。江夏先生には、前日の神戸西南ステーション初ステップのアドバイザーとしてもお願いし、講評時には、より良い演奏をする為に、すぐ出来る練習方法や、曲に対する精神論に至るまで、細やかなアドバイスを頂きましたので、翌日の講座が大変楽しみでなりませんでした。
当日、先生の実際のレッスンでの生徒さんとのふれあい方に始まり、子供たちの可能性をどの様に引き出してこられたのかの興味深いお話は、具体的に参考になることばかりでした。私が特に印象に残ったことは、音楽を生まれた時から呼吸するのと同じように、ごく自然に耳に入るようにし、それをベースにリズム感を養う為に行うメソッド。音楽がいつも自然にあたり前のようにありつづける工夫や努力を、楽しさと共に行ってこられた事、また、生徒のヤル気のなさは指導者の姿のあらわれである。常に新しいもの、流行のものにアンテナを張りめぐらせ、取り入れる努力をたゆまず行うことの大切さを力説されました。例えば、生徒の好きな流行の曲をアナリーゼし、そこから平均律に応用してレッスンすると、子供も興味を持ちやすく、わかりやすいので、是非クラシックにとどまらず、教師側の間口を広げておくことが重要。そして、ホメる事探しの大切さ!
とにかく、明るく楽しく、子供達の可能性を引き出すことに全力投球!の意気込みが、お話全体から伝わってきました。うちの近くにこんな先生がいて下さったら、さぞかしピアノレッスンに通うのが楽しみだったろうな・・・と思いました。(Report:岡田裕子)
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