岡山・倉敷にて江崎光世先生によるピアノ指導基礎講座開催
「ピアノ連弾指導のノウハウを体験」3回シリーズの第2回目が開催されました。音楽を生き生きと表現するには音のイメージを作ること、そしてリズム感が大切と先生はおっしゃいます。そのためには室内楽の体験が何より子供たちには楽しく自然に音楽にのって、演奏できるようになるのだそうです。子供にとっては弦より管のイメージの方がはっきり伝わるらしく、おもしろいようです。そういった奏者の方と触れ合うことで、ジャンルの違う人の言葉は新鮮に素直に子供たちの心に響くようです。ですが、室内楽は誰でもいつでも体験できるものとは限らないので、小学校4年生くらいまでは、フロッピーディスク等をカラオケの感覚でとり入れるとよいようです。
例えば、先生はオルガンピアノの1~4巻をフロッピーを使ってレッスンされています。一冊に20曲ずつくらい入っていて、全部弾くと20分くらいかかります。それがすべて通して弾けるようになったら終了とされています。一冊終わる頃には20曲のレパートリーと20分の集中力が身についているわけです。小さな子供の方がずっとビートにのることができるそうです。
連弾についてはコンペティションの初級Aの本選曲、初級Bの予選曲を使って公開レッスンのように行われました。先生はスコア譜になっていないものはつくりかえ、そしてメロディーがどこに出てきているか。色分けされます。そして大切なのは楽譜よりも書かれてある記号です、とおっしゃいます。
スタッカートは上にあげるのではなく、下に入れるようにすると2人がそろう。rit.はリーダーを決め、その人に従うとうまくいく。強弱の切り替えは指だけでなく気持ちも変えるとか、他にもテヌートの弾き方、内政に必要なアフタータッチ、手が重なる時のお互いの位置等、全てが本当に勉強になりました。連弾によって、ソロよりも早くアナリーゼもソルフェージュも力がつくことにおどろき、感心いたしました。(Report:三宅 真未)
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