5月15日、愛知・刈谷市産業振興センターにて、池川礼子先生による講座「導入期からの即読譜奏 徹底指導講座」を開催しました。多くの先生が、読譜を苦手とする生徒に悩みをかかえています。そんな中、今回の講座を待ち望んでみえたのではないでしょうか。
先生の独創的な視点から研究されたソナチネアルバム<メロディにおける1度~3度の音程(1オクターブは1度とする)が全体の音程に対して占める割合が90%> という話には先生のピアノ指導への情熱を深く感じました。その視点から考えられた音程カードや、リズム、和音、調号、記号などのカードを使った方法は、数多くこなせるので、即読譜奏にとても効果があるそうです。特に音程カードは注目すべきものでした。
また、生徒さんの作文の紹介がありましたが、楽譜全体に書かれていて、その感性の豊かさに驚かされました。そのように、自分で作ったお話からどんな音色が生まれてくるのでしょう。色彩感に富んだ音色が溢れているに違いありません。「楽しみながら音楽の素晴らしさを分かってくれる子に育って欲しい」という先生の言葉を感じずにいられない講座でした。私も池川先生の右脳に働きかけた指導法を早速実践してみようと思います。池川先生の第2回目の講座を開催してほしい。もっと聞きたい。との声があちらこちらから聞こえるほど、魅力的な講座でした。(Report:伊藤由香里)
【GoogleAdsense】