【実施レポ】ピアノ構造から見た正しいタッチ~鹿児島・長谷川淳先生~

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2006/04/29

060429kagoshima.jpg 連休初日の4月29日(土)に、鹿児島にてPTNA南の国のアリスステーション主催による長谷川淳先生の講座が行われました。「ピアノ構造から見た正しいタッチ~演奏を生かすも殺すもタッチ次第~」と皆が興味あるテーマと休日の開催ということで、学生を含む80人強の熱心な方々が集まりました。
 現代のピアノと昔のピアノの特徴の比較をなさり、ステージ上でピアノ鍵盤を分解しながら、中のハンマーの動きや実際にはずしたものを動かして見せてくださり、感動しました。ルシアン、カンタービレタッチ、ハーフタッチ、垂直タッチ、ハイフィンガータッチ、反動タッチ、手首のアシストタッチ、その他実にたくさんのタッチの仕方を、色々な曲を弾きながら音色の違いを実演してくださいました。 また、脱力の仕方、動力の使い方、右手と左手の音色の変え方、指の腹の使い方などもお話くださいました。その後、ピティナのB級、C級、D級の課題曲をモデル生に弾いてもらい、先生が「この部分はこのタッチで」とのお話もあり、曲にピッタリ合ったタッチがあるものだなぁと感じ入りました。 後半は、DVDで実際に昔のチャンバロや木製ピアノなど、本物の音を聞かせてくださいました。
 最後には質問も積極的にあり、和気あいあいとした雰囲気で終えることができました。ピアノを弾く時、自分がどんな音が欲しいのかを強く思えば、自然とそういうタッチになってくるとおっしゃってくださいました。音楽を心で感じ、そして指先に感じてもっと音に対して繊細に、そして貪欲な気持ちを持ちながら耳を育て、感じる心を育てていきたい!!と強く思いました。たくさんのパワーをいただきました。長谷川先生、遠い鹿児島までお越しいただきまして、本当にありがとうございました。
(Report:本多由美子)


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