レッスンで一生懸命に教えているんだけど、生徒さんが思ったように練習してくれない。そんな悩みをかかえて大半のピアノの先生方は生徒さんと関わっています。レッスン時間内で生徒さんの最大のやる気を引き出させる魔法の言葉があったら良いですよね。そんな時、青木先生の講座を受けることが出来ました。申し込まれたみなさんは「コーチングの知識があればレッスンがより効果的になるのではないか」と講座に参加されたようです。
青木先生の講座はきちんと理解しやすく整理されていて、コーチングの知識の全くない先生やお母さん方も楽しく参加し、演習する事が出来ました。さらに青木先生の明るいお人柄のおかげで会場の中の全員が和気あいあいの相乗効果！　特にビニールボールを使った会話のキャッチボールは皆さんに大受けで、日常の会話がどれだけ一方的であるかがはっきりしました。
日頃のレッスンでは、ついつい私の方から一方的に目標を設定させて、「毎日１時間練習してきなさい！がんばってね」と、生徒さんの状況や思いを反映させないでいましたが、まずは「生徒さんの考えを聴く」「承認する」「効果的な質問をする」「自ら答えを考えさせる」という手順を踏むことにより、やる気の出るレッスンや、家での練習につなげていけることを実感しました。コーチングは奥深いですが知らないのと知っているのではレッスンの方法が変わってくると思います。
先生方もお母さん方も自宅に帰って早速実践しようと、ニコニコ笑顔で弾む心で帰って行かれました。
（Report：天本みどり）