先日3月6日(月)、豊中ルシオーレホールにて、角野美智子先生をお招きして講座を開催いたしました。
「子育てに学ぶ 感性豊かで真に音楽好きな子供に育てる指導とは」。78名もの受講者が集まりました。
まず、子供さんが生まれてからの子育て方法をお聞きしていくうちに、角野先生の子供さん(隼斗くん、未来ちゃん)の演奏を生で何度か聴かせていただいたことがある私は、あの表現力や、説得力がなぜ出来るのか、とても納得できました。
分かったからといってすぐに真似ができるようなものではなく、生まれたときから、愛情をこめて、いつも子供たちと接してきたからこそなんだと思いました。印象に残ったお話は沢山ありますが、中でもピアノの練習をゲーム感覚で楽しんでしている事。生徒さんにレッスンをしながらも子育てを最優先されている事、イメージを膨らませて演奏するために様々な工夫をされている事。などです。自分で考えて演奏しているからこそ演奏に自信が漲っていて気持ちが自発的で人の心を震わせるのだと思います。
毎日の子育ては大変で、みんな時間に追われついつい、目先の事ばかりが気になったりするものですが、角野家の子育ては、子供の意見を尊重し、よい聞き役にお互いがなり、よい気持ちでピアノに座っているのです。確かに、誰かに言われてしぶしぶピアノに向かったのではよい練習も出来なければ、よい音楽なんて到底生まれないですよね!本当に納得です。
毎日の言葉かけや生活のリズムの積み重ねが大きな違いとなって来るのです。
帰宅してから好きなことを先にさせてから、後で集中してピアノを練習すると言うのも、効率が良いと思いました。指導者だけが張り切っていても空回りすることも多く、今回の講座は、子供にピアノを習わせる全てのお母様に聞いて頂きたい内容でした。素敵なお話が多く、受講者の方々もとても良い表情で聞き入っていらっしゃいましてあっという間の2時間でした。
角野先生の軽やかな語り口と素敵なお人柄に、受講者は魅了されました。前々日からのステップアドバイザーの疲れを見せることなく、沢山の内容をお話下さり本当に有難うございました。アンケートには、子育て法を本にして出版して欲しいとの声も聞かれました。是非ご検討下さいませ。(Report:二本柳奈津子)
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