11月21日和歌山オレンジステーションでは御坊の岡定楽器店にてピティナ本部より林苑子先生をお招きし、「基礎からはじめる音楽表現の指導法」というテーマでご講演をいただきました。2006年2月12日のピアノステップに先駆けて地元の先生方にピティナの活動をよりご理解いただきステップの参加に結びつけたいという願いと、先生方の普段の指導の中で多々感じていらっしゃる疑問点を、少しでも解消してリフレッシュして頂きたいという思いで開催しました。当日は34名という出席を頂き「林先生の豊かな人間性に基づいたお話に引き込まれました」というほど好評をいただきました。和歌山オレンジステーションは、和歌山県の中央部で北の和歌山市まで出るのはちょっと遠すぎて･･･という方々が集まります。従って中部から最南端ということで田舎ですが、この御坊市でこういうレベルの高いセミナーができたことは大変意義深いことでした。
内容は、作品（楽譜を読み）⇒個性（イメージを作り）⇒演奏（音にするテクニック）と続きましたが、それぞれの細部にわたっての話は「まさしく！」と皆さん共感することがいっぱいでした。
受講者からのアンケートを２～３枚ご紹介いたします。
「初歩の生徒さんを指導する時の、手や指のつくりを知ったうえでのアプローチが特に印象に残っています。」「『自分を自分で育てることのできる子供に』というのがとても印象的でした。」豊かな言葉を使う日常生活を･･･まさにこれだと私も思いました。教え始めた頃はこのことをお母様方にも言っていたのに最近忘れがちでした。」
豊かな感性が養われていなえれば感動は生まれません。ピアノの音楽表現というテーマを通して人の限りない能力を実感させられた２時間でした。（Report：野村眞理）