PTNA下館ステーションでは、12月11日に開催予定の下館ステップを開催を前に、9月9日(金)マルシン楽器にて、渡部由記子先生を講師にお招きし、「どうすれば曲をすてきに仕上げられるか」をテーマに、ステップ課題曲を題材にした指導法講座を実施した。
アプローチは多岐に渡った。まず、生徒の無限の可能性をもつこと、そして、指導者の言葉掛けや生徒を受け入れる姿勢、指導のスタンスによって、生徒は変わってくることを力説された。続けて、ステップの3,000ある課題曲の中から8曲を取り上げ、演奏もしながら、具体的に指導法のポイントを解説。最後は、今日からすぐに使える指導法として、リズム練習の方法、演奏の姿勢や手のフォームについて、ボールや傘など身近な小道具を用いながら解説していただいた。
受講者の先生方からの感想をいくつかご紹介したい。
「常に前向きに長所を伸ばす、という言葉が印象的でした。つい出来ていないところばかり指摘してしまうので、今後のレッスンや私自身の心持ちの参考にしたいと思いました。"叶"の文字通り、プラスの言葉を口に出し、夢を叶えられたら本当にステキだと思います」
「自分の生徒や子供に対して、もう一度自分を見つめなおしてみようと思いました。課題曲の指導法も、とても勉強になりました。こんなに詳しく教えていただいたことも、教えたこともなく、こんなふうに子供たちに伝えられたら、と思います」
「ピアノ指導の根本にある事柄に思いをはせることができ、ピアノ教師とは、なんてやりがいのある素晴らしい仕事なのだろう、と思いました。またどんな小さなフレーズにも音楽が宿っていて、それをピアノで表現するのは簡単なことではなく、積み重ねが大事なのだということも改めて認識しました。表現したい演奏に到達するまでの様々なステップをおろそかにしないよう、自分を戒める気持ちです、ありがとうございました。」
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