【実施レポ】ステップ活用術!~京橋・田中克己先生~

文字サイズ: |
2005/07/22

050722kyoubashi.jpg7月22日大東楽器のアミューズ京橋サロンにて、指導法講座『ステップ活用術』が開催された。この講座は、先月開催された京橋ステップのフォローアップ企画という主旨で、ステップに生徒さんを出された先生方20名程が集まった。講師には、当日のアドバイザーであった田中克己先生をお迎えし、ステップ参加の満足感を充分に味わってもらうための選曲のアドバイス、次回にむけてさらにステップアップするための指導のポイント(曲をまとめるコツ、音楽的に仕上げるポイントなど)を、アドバイザーの視点から、演奏を織り交ぜながら解説していただいた。

田中克己先生は、延べ60箇所のステップ会場でアドバイザーをされており、取り上げられた曲目も、ブルグミュラー、チェルニー30番、バッハインベンションなどのステップでも必ず登場する作品が中心だった。「この曲は、こんなふうに演奏される参加者が多く、ステップメッセージにはこんなふうに書いてお伝えしています。今後のステップに向けては、こんな点にポイントを置いて指導されてみてください」といった実体験にもとづいた解説の数々は、とても説得力が感じられた。

 また、事前に受講者の先生方からの質問も集めらた。「このような立場の生徒さんは、ジュニアorグランミューズステージ、どちらがよい?」「他の生徒さんの演奏を聴いてもらうには?」「ステップを続けてきてよかった、という方のご意見は?」などなど。田中先生は予め各地のアドバイザーから意見を収集され、様々なアイデア、エピソードが紹介された。

 講座の終盤は、ポリフォニックなアレンジになっている曲など、ポピュラーの曲の中でもアレンジの魅力的な作品にスポットを当ててご紹介された。「ふだんよく聴いていて口ずさんでいるようなポピュラーの曲こそ、拍子や拍感が自然に演奏できる子が多い。ここでできたことを、クラシック曲でも応用してもらうとよいですよ」とのこと。ポピュラーは、気分転換に勉強させるだけでなく、メロディーと伴奏のバランスや、内声の感じ方表現の仕方などを、より身近に習得する機会にもつながるという。最後は、子供向け・大人向け、易しい曲、ちょっと高度な曲を織り交ぜてミニコンサートを披露してくださった。

 秋の枚方支部のステップは、10月に枚方、11月に大東にて開催予定。


【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノセミナー > ニュース > 02レポート> 【実施レポ】ステップ...