【実施レポ】基礎からはじめる音楽表現の指導法~熊谷・林苑子先生~

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2005/07/13

050713kumagaya01.jpg7月13日(水)熊谷支部主催の講座がピティナのご協力を得て、ステップアドバイザー派遣委員会委員長の林苑子先生をお迎えし、25名の参加者で開かれた。「基礎」からはじめる音楽表現の指導法、という指導者の最も関心のある内容、又先生の気さくなお人柄に惹かれ、皆熱心に聞き入った。

 「お家の方はお水、指導者はおこがましいですが太陽、そして本人の伸びる力でいろいろな色の、ひとり一人違う大きさの花が咲く。同じ大きさの花した咲かせられない指導者では生徒がかわいそうである。」との印象的なお言葉から講座は始まった。

 音楽表現とは、楽譜を読み(作品)イメージを作り(個性)音にする・テクニック(演奏)である。楽譜を読むという事は、一つの音から2つの音、1小節、1フレーズと初めて出てきたことを積み重ねていくのである。弾いて聴かせ、楽譜について楽しく(楽しく、が大切)話し合い(話し合うことが大切)イメージをわかせる事を心がける。自分の手をよく観察して、触ったり、先生の手も触らせる事も良い。指くぐり、手首、肘、肩、腕全体の使い方、姿勢の大切さ、そして身体の何の部分を使うか具体的に説明する。音符に目がついていくように、段が変わった時の目の動きの練習、あるテクニックが理解出来たとき、どんな音が出たか良く聴かせる、など具体的な指導法を次から次へ話された。感性は自然の音(毛虫が葉を食べている様子はpp、だんだん暗くなる夕暮れの様子は?)からつくられ、豊かな言葉、表現を使うことも大切である、とのお話には日頃のレッスンを反省したり、納得したりの内容だった。

 実際にステップの曲を聞きながら、フレーズの歌い方、曲を理解する方法、先にお話をされた音楽表現、テクニックを織り交ぜての指導法、「エリーゼのために」の練習方法、さらにメッセージの書き方、歩き方等、のお話が続いた。具体的な内容でとても参考になった、また今回の内容は自分自身にも大切なことだった、との感想を多く頂いた。

PTNA熊谷支部  2005.7.13 ?橋 悦


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