桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科修了。ピアノを中山靖子氏に師事。故W. ヒルトン、E. カンピアヌ両氏のもとでバロックダンスを学ぶ。ピアノ演奏活動とともにバロックダンスの研究、公演活動をすすめ、97年よりT.ベアード、P. ウィットリー・ ボーゲスを招聘し、紀尾井ホール、浜離宮朝日ホール、杉並公会堂他で上演しているシリーズ公演「バロック音楽と舞踏のスペクタクル−ヴェルサイユの祝祭氈`」」では絶賛を博す。都留音楽祭、新国立劇場バレエ研修所他において講座をもつ。主な著書に『栄華のバロックダンス?舞踏譜に舞曲のルーツを求めて?』、DVD『宮廷の華/バロックダンスへの招待氈A』がある(いずれも音楽之友社から刊行)。平成12年度文化庁派遣芸術家在外研修員として渡米。現在、桐朋学園大学、桐朋芸術短期大学、東京学芸大学講師。ピティナ正会員。(www.baroquedance.jp) |
メヌエットやガヴォットなど、日頃私たちが音楽を通して親しんでいるバロック舞曲のリズムの源泉は、当然のことながらダンスのステップに求めることができます。17世紀はじめ頃から18世紀半ばにかけて、フランスの宮廷を中心に栄え、ヨーロッパ中に広がっていったダンスをバロックダンスと呼んでいますが、当時のステップや振付けは、現存する舞踏譜によって約300年も経た今、復元することが出来ます.今回の講座では、実際にダンスのステップを踏むことを通して、バロック舞曲の本質的なリズムを体感していただき、日々のピアノ指導へ活かしていただければ、と思います。