「ピティナ・ピアノセミナー」とは、主に、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)の支部・ステーションが主催/共催/後援している、またはピティナ会員が講師をつとめている講座で、全国のピアノ指導者・学習者を対象に、継続的な指導力研鑽および学習を支援しています。当日の受講者には「受講レポート」を配布し、提出者には指導者ポイント付与を行っています。
セミナーの内容は主に次の8種類に大別されます。
バスティン・Miyoshiメソード・ブルグミュラー・チェルニーなど、普段のレッスンでお使いの教本から、新刊の ご紹介と使い方まで、幅広いニーズを網羅しています。
ピティナ・ピアノコンペティションやピティナ提携コンクールの課題曲について、楽曲分析やレッスンでのポイントなどを解説します。
生徒さんを上達させるレッスンをするための実践的なポイント・テクニックを伝授します。
ワンステップ上の演奏をするためのポイントや、タッチや「脱力」の方法などをレクチャーします。
楽曲の分析力を高めるためのレクチャーや、ベートーヴェンやショパンなど著名な作曲家を取り上げての楽曲解説などを行います。
アンサンブルの魅力・重要性を解説します。実際に演奏をお聴きいただくことも多いので楽しみも2倍になるでしょう。
経営の見直しのほか、ブログやSNSの活用等、教室運営をする上で必要なスキルを学べます。
コーチングスキルやライティングスキルなど、生徒や保護者等とのコミュニケーション力を高めるためのポイントをレクチャーします。
セミナーの時間内で「受講レポート」を執筆する時間(10分程度)を設けています。
「受講レポート」には、(1)セミナーの概要 (2)受講の感想・意見、を記載します。
「受講レポート」は、希望者には、講師にサインをしていただいた後、返却されますので、貴重な研修資料として保管できます。
「受講レポート」の提出者には、1ポイントが付与されます。
- やむをえず講座終了後に提出ができなかった場合には、講座当日中でしたらFAXにて本部でレポートを受付することも可能です。(なお、この場合はレポートの返送はございません。)
ピティナ・ピアノセミナーは、「ピティナ・ピアノ指導者ライセンス エッセイ(小論文)」の対象セミナーです。詳しくは「ピティナ・ピアノ指導者ライセンス」ウェブページをご覧ください。
年度/月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 計 |
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2018年 | 78 | 82 | 65 | 57 | 14 | 67 | 42 | 57 | 36 | 34 | 48 | 107 | 687件 |
2017年 | 79 | 84 | 71 | 47 | 19 | 71 | 59 | 66 | 44 | 45 | 52 | 108 | 743件 |
2016年 | 66 | 73 | 56 | 41 | 15 | 76 | 69 | 61 | 34 | 37 | 47 | 107 | 682件 |
2015年 | 66 | 55 | 48 | 34 | 12 | 68 | 58 | 71 | 39 | 37 | 57 | 104 | 649件 |
2014年 | 50 | 57 | 50 | 33 | 16 | 49 | 51 | 49 | 36 | 26 | 42 | 86 | 545件 |
2013年 | 38 | 51 | 39 | 28 | 5 | 34 | 44 | 34 | 21 | 23 | 41 | 83 | 441件 |
2012年 | 35 | 40 | 33 | 19 | 6 | 32 | 31 | 37 | 29 | 16 | 29 | 83 | 386件 |
2011年 | 28 | 37 | 24 | 16 | 3 | 24 | 37 | 37 | 14 | 19 | 27 | 61 | 327件 |
2010年 | 48 | 35 | 20 | 15 | 5 | 24 | 19 | 24 | 15 | 21 | 20 | 44 | 290件 |
2009年 | 26 | 21 | 17 | 10 | 2 | 26 | 31 | 39 | 35 | 24 | 16 | 75 | 322件 |
2008年 | 39 | 36 | 19 | 11 | 5 | 19 | 33 | 26 | 26 | 17 | 17 | 61 | 309件 |
2007年 | 5 | 13 | 13 | 9 | 2 | 7 | 15 | 15 | 12 | 19 | 22 | 60 | 192件 |
例えばコンペティションの課題曲セミナーなら、どなたか1人の先生だけではなく、できる限り多くの先生の講座に足を運ぶようにしています。ピアニストが演奏するとき、そこには「こう解釈をするからこう演奏する」という理由が必ずあるはず。それをできるかぎりたくさん知りたいと思うからです。
大学時代より卒業して生徒を教えるようになった現在の方が「どうしたらいいの?」と疑問に思う事柄はたくさんあります。自分がレッスンを受けていたときと現在とで、時代の流れとともに変わってきていることもあります。
セミナーに参加すれば、何かしら得られるものがあるはず。セミナーを受けに来られる先生方は皆モチベーションの高い方ばかりですから、情報交換すると同時に、元気を頂いて帰ることもできます。得たものを生徒たちにも伝えよう!と思うことで、日々のレッスンにちょっとしたスパイスを入れることもできていますね。
セミナーに通い始めたのは3、4年前。教室を開き始めた頃から教えていた
生徒たちが大きくなり、 辞める子が出て、生徒数が減った時期があったのです。
「何か新しいことを取り入れないと!」と感じて、楽器店で開催しているセミナーを探し始めたのがきっかけです。
楽譜がなかなか読めるようにならない生徒さんが多かったので、まずは「楽譜が読める、そして弾けるようになる」といったテーマを取り上げたセミナーを探しました。いくつかのセミナーに通う中、導入期の教材として出会ったのが、バスティン・メソード。バスティン関連のセミナーに通う中で「こんな指導法があったのか」「こんなグッズがあったのか」という新しい発見もたくさんありました。
これまでも導入期の教材として様々な教本を使ってきましたが、その本が終わったときにどれだけの力がついているか、ということが明確にわからず悩んでいました。セミナーで理解を深めながらバスティンの教本を使うことで、段階を追ってレッスンを進めることができています。
地方に住んでいるとなかなか近隣でセミナーを受けることができません。
私が初めて東京のセミナーに足を運んだきっかけは、池川礼子先生に「1日で3講座一気に受けられるセミナーがある。3つあればどれかしらぴったりくるものがあるはず」とお勧めを受けたことでした。実際に参加してみて確かに印象に残るものがあったことが、その後新幹線通いをしてでもセミナーに通いつめるきっかけとなりました。現在は自宅のインターネットを使って受講できるeラーニングも利用していますが、やはり現場で五感を研ぎ澄ませることで得られるものというのはありますね。
私がセミナーに行く目的は単純明快で、生徒たちに教えるのに足りないものがあると思うから。最近になって、素晴らしい先生方というのは譜読みをしたときにその曲の仕上がりが頭に浮かんでいるのだなとわかってきましたが、自分はまだそれができないからこそCDを聴いたり先生のお話を聞いたりして、自分自身で考える力を養っているのだと思います。また、一流の先生方の考えていることはどんなことなのか知りたい、という好奇心もセミナーに通う大きな理由です。各地でお話を伺っていると、先生方の人間力に感嘆したり、「これだけの方でもこんなに努力しているのか」と感心したりすることばかりです。
仲の良い先生と競うように多くのセミナーに通ったり、セミナー会場で新しい仲間と出会ったりといった楽しみがあることも魅力の1つですね。