1.ピティナ・ピアノセミナーとは

1.ピティナ・ピアノセミナーとは
セミナーロゴ

「ピティナ・ピアノセミナー」とは、主に、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)の支部・ステーションが主催/共催/後援している、またはピティナ会員が講師をつとめている講座で、全国のピアノ指導者・学習者を対象に、継続的な指導力研鑽および学習を支援しています。当日の受講者には「受講レポート」を配布し、提出者には指導者ポイント付与を行っています。

どんなセミナーをやっているの?

セミナーの内容は主に次の8種類に大別されます。

1.教材研究

バスティン・Miyoshiメソード・ブルグミュラー・チェルニーなど、普段のレッスンでお使いの教本から、新刊の ご紹介と使い方まで、幅広いニーズを網羅しています。

2.コンクール課題曲

ピティナ・ピアノコンペティションやピティナ提携コンクールの課題曲について、楽曲分析やレッスンでのポイントなどを解説します。

3.指導法

生徒さんを上達させるレッスンをするための実践的なポイント・テクニックを伝授します。

4.演奏・テクニック

ワンステップ上の演奏をするためのポイントや、タッチや「脱力」の方法などをレクチャーします。

5.アナリーゼ・楽曲分析

楽曲の分析力を高めるためのレクチャーや、ベートーヴェンやショパンなど著名な作曲家を取り上げての楽曲解説などを行います。

6.アンサンブル・連弾

アンサンブルの魅力・重要性を解説します。実際に演奏をお聴きいただくことも多いので楽しみも2倍になるでしょう。

7.教室経営

経営の見直しのほか、ブログやSNSの活用等、教室運営をする上で必要なスキルを学べます。

8.コミュニケーション

コーチングスキルやライティングスキルなど、生徒や保護者等とのコミュニケーション力を高めるためのポイントをレクチャーします。

2.特徴
受講レポート

セミナーの時間内で「受講レポート」を執筆する時間(10分程度)を設けています。
「受講レポート」には、(1)セミナーの概要 (2)受講の感想・意見、を記載します。
「受講レポート」は、希望者には、講師にサインをしていただいた後、返却されますので、貴重な研修資料として保管できます。
「受講レポート」の提出者には、1ポイントが付与されます。

  • やむをえず講座終了後に提出ができなかった場合には、講座当日中でしたらFAXにて本部でレポートを受付することも可能です。(なお、この場合はレポートの返送はございません。)
受講レポート見本
指導者賞

「受講レポート」によるポイントは、年間最大40ポイントまでが、ピティナ指導者賞のポイント対象となります。

詳細はこちら

指導者ライセンス

ピティナ・ピアノセミナーは、「ピティナ・ピアノ指導者ライセンス エッセイ(小論文)」の対象セミナーです。詳しくは「ピティナ・ピアノ指導者ライセンス」ウェブページをご覧ください。

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3.開催実績
年度/月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
2018年 78 82 65 57 14 67 42 57 36 34 48 107 687件
2017年 79 84 71 47 19 71 59 66 44 45 52 108 743件
2016年 66 73 56 41 15 76 69 61 34 37 47 107 682件
2015年 66 55 48 34 12 68 58 71 39 37 57 104 649件
2014年 50 57 50 33 16 49 51 49 36 26 42 86 545件
2013年 38 51 39 28 5 34 44 34 21 23 41 83 441件
2012年 35 40 33 19 6 32 31 37 29 16 29 83 386件
2011年 28 37 24 16 3 24 37 37 14 19 27 61 327件
2010年 48 35 20 15 5 24 19 24 15 21 20 44 290件
2009年 26 21 17 10 2 26 31 39 35 24 16 75 322件
2008年 39 36 19 11 5 19 33 26 26 17 17 61 309件
2007年 5 13 13 9 2 7 15 15 12 19 22 60 192件
4.受講者の声
藤井敏子先生(指導会員・富山在住)
「なんでも参加してみよう」という気持ちで、 できるかぎりたくさんのセミナーに参加するようにしています。

例えばコンペティションの課題曲セミナーなら、どなたか1人の先生だけではなく、できる限り多くの先生の講座に足を運ぶようにしています。ピアニストが演奏するとき、そこには「こう解釈をするからこう演奏する」という理由が必ずあるはず。それをできるかぎりたくさん知りたいと思うからです。

大学時代より卒業して生徒を教えるようになった現在の方が「どうしたらいいの?」と疑問に思う事柄はたくさんあります。自分がレッスンを受けていたときと現在とで、時代の流れとともに変わってきていることもあります。
セミナーに参加すれば、何かしら得られるものがあるはず。セミナーを受けに来られる先生方は皆モチベーションの高い方ばかりですから、情報交換すると同時に、元気を頂いて帰ることもできます。得たものを生徒たちにも伝えよう!と思うことで、日々のレッスンにちょっとしたスパイスを入れることもできていますね。

谷澤 智子先生(指導会員・静岡在住)
「こんな指導法があったのか!」という発見ができる場所です。

セミナーに通い始めたのは3、4年前。教室を開き始めた頃から教えていた
生徒たちが大きくなり、 辞める子が出て、生徒数が減った時期があったのです。
「何か新しいことを取り入れないと!」と感じて、楽器店で開催しているセミナーを探し始めたのがきっかけです。
楽譜がなかなか読めるようにならない生徒さんが多かったので、まずは「楽譜が読める、そして弾けるようになる」といったテーマを取り上げたセミナーを探しました。いくつかのセミナーに通う中、導入期の教材として出会ったのが、バスティン・メソード。バスティン関連のセミナーに通う中で「こんな指導法があったのか」「こんなグッズがあったのか」という新しい発見もたくさんありました。
これまでも導入期の教材として様々な教本を使ってきましたが、その本が終わったときにどれだけの力がついているか、ということが明確にわからず悩んでいました。セミナーで理解を深めながらバスティンの教本を使うことで、段階を追ってレッスンを進めることができています。

田中 順子先生(指導会員・福島在住)
セミナー会場で五感を研ぎ澄ませることで得られるものがあります。

地方に住んでいるとなかなか近隣でセミナーを受けることができません。 私が初めて東京のセミナーに足を運んだきっかけは、池川礼子先生に「1日で3講座一気に受けられるセミナーがある。3つあればどれかしらぴったりくるものがあるはず」とお勧めを受けたことでした。実際に参加してみて確かに印象に残るものがあったことが、その後新幹線通いをしてでもセミナーに通いつめるきっかけとなりました。現在は自宅のインターネットを使って受講できるeラーニングも利用していますが、やはり現場で五感を研ぎ澄ませることで得られるものというのはありますね
私がセミナーに行く目的は単純明快で、生徒たちに教えるのに足りないものがあると思うから。最近になって、素晴らしい先生方というのは譜読みをしたときにその曲の仕上がりが頭に浮かんでいるのだなとわかってきましたが、自分はまだそれができないからこそCDを聴いたり先生のお話を聞いたりして、自分自身で考える力を養っているのだと思います。また、一流の先生方の考えていることはどんなことなのか知りたい、という好奇心もセミナーに通う大きな理由です。各地でお話を伺っていると、先生方の人間力に感嘆したり、「これだけの方でもこんなに努力しているのか」と感心したりすることばかりです。
仲の良い先生と競うように多くのセミナーに通ったり、セミナー会場で新しい仲間と出会ったりといった楽しみがあることも魅力の1つですね。

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