小学校低学年の頃からステップに参加し始め、以後、毎年コンペやステップに参加継続してきましたが、中3の夏休みから塾へ行くことになり、ピアノの練習時間がほとんど取れなくなりました。毎年参加していたコンペやステップを諦めるのはとても寂しかったのですが、高校生になったらまた再開しよう!と思っていたので受験勉強に集中し、レッスンは中3の秋から3月までお休みしました。第一志望校へ行くことは叶いませんでしたが、受験が終わった達成感とともに、久しぶりにまたピアノを弾いてとても心が癒されました。受験が終わってすぐにレッスンをお願いしました。
現在は、レッスンは週1回、練習時間は平日30分~40分、休日1時間~1時間半くらいです。小学生の時は練習時間がたくさんあり、コンクール前は何時間も弾いていましたが、中学生になると部活が忙しく、なかなか練習時間が取れなくなりました。高校生になった今は、いくぶん時間が出来るようになっています。時間を決めずに、弾ける時はゆっくりと楽しんで弾いていますが、試験前と定期テスト、補習授業、部活の日は帰りが遅くなる為、練習時間が少なくなります。練習時間があまり取れないときには、リズム練習や指の基礎練習を中心に練習をしたり、弾けていない曲の部分練習に集中したりと工夫しています。あとは通学中、YouTubeで色々な人の演奏を聴いてイメージトレーニングをすることもあります。
将来保育士を目指しているので、子供達に楽しい音楽をピアノで伝えたいと思っています。ステージで演奏することは好きで、弾きたい曲が沢山あるのでピアノは今後も続けていきたいです。松本先生に7歳でピアノを習い始めて、その翌年にピティナのステップを勧めていただいてから毎年、室内楽ステップや連弾のコンペ等、ソロ演奏以外も、とても楽しい体験ができました。キッカケを作ってくださいました松本先生には感謝しています。今後も自分のペースでステップやコンペにも参加し続けていきたいと思っています。
松本裕美子先生の中高生へのレッスンポイント
私のレッスンは、生徒さん達に「レッスンに来て良かった」「弾けるようになって楽しかった(1つでも)」と思ってもらえる時間にしようと思っておこなっています。そのために、具体的に話しあったり、一緒に色々弾いてみたりして、何か発見できるまで、とことん付き合っています。またとても多感な時期の子供たちですから、顔色や様子が変な時は、ピアノを弾く前に「お話」をします。時に態度が悪ければ本気で怒りますし、悔しいことがあれば一緒に悔しがります。もちろん楽しいお話を聞くこともあります。私は、話を聞く時も全身全霊です。保護者の方々もそんな私を理解してくださっているので、本当にありがたく思っています。
ただし、これから練習時間が減りそうな人達には、その子にあった自宅での練習の仕方、ピアノへの向かぃ方などを、根気よく数ヵ月にわたり「お話」をして、それを実践してもらっています。そうすると実際にお休み期間に入っても、忙しくなっても、また復帰する時もスムーズなようです。その内容は、本当に1人1人の顔が違うように、違います。それから、ピアノを続けるか続けないかを迷っている人には、「ピアノを私の所に習いに来るか、来ないかではなく、大人になってもピアノが生活にあることを理想に、今の自分がどうしたいのか」を考えてもらったり、一緒に話しあったりしています。
最後になりましたが、佐々木さんは、小さい時から演奏すると必ず、どなたからか、「素敵な演奏ですね」と声をかけてもらえる魅力のある演奏をします。そして音楽への道も将来への選択肢に入れて考えていたようですが、高校生になり、自分の道を自分で見つけてくれたことをとても嬉しく思います。本当にご家族の協力があってのことと、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも保護者の方と一緒に彼女を見守っていきたいと思います。