カルトゥハ修道院
Real Cartuja de Valldemossa
Plaza Cartuja
07170 Valldemossa
Mallorca
Espagne
+34 971 612 106
+33 971 612 514
www.valldemossa.com
real-cartuja@valldemossa.com
開館時間:9時半から18時半まで
日曜:10時から13時まで
料金:8,5E
パルマ→ヴァルデモサ |
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ヴァルデモサ→パルマ |
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料金(片道):1.6E |
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当時の僧院 |
パリからカルトゥハ修道院へのアクセス
パリからマヨルカ島のパルマ空港まで2時間。280E程度の直行便が出ています。空港から街の中心へは20分弱。バスで1,85E、タクシーで18E前後。ヴァルデモサはパルマのスペイン広場からさらに北へ向かって数分のバス・ストップから30分弱の山中の村。
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サンドによる滞在時の修道院のデッサン |
1838年12月15日にショパンとサンドがパルマの風の家から転居し、翌年の2月13日にバルセロナへ出航するまで滞在した僧院内の住居が公開されている。1399年よりマヨルカ王家の宮殿を改修し、カルトウジオ会の僧院として使用されていたこの建物は、1835年に発令された法律によって修道会が解散した為、住居として一般に貸し出されていた。ショパンは長旅の疲れと、雨季の湿気や寒さによって体調を崩し、病床にあったにも拘らず『前奏曲 作品28』に代表される珠玉の名作を生み、サンドは滞在中に僧院を舞台にした哲学小説『スピリディオン』を脱稿し、1833年に既に出版されていたレリアを改訂。さらに、旅の思い出と滞在について、マヨルカの歴史と地理について、現地の人々についての三部で構成された紀行文『マヨルカの冬』を帰国後の1841年1月15日から3月15日にかけてReveu des Deux Mondesに連載し、当地の自然を、緑はスイス、空はイタリア、厳粛で静寂な雰囲気は東洋と絶賛した。
旧薬局
僧院滞在中、島全体が雨期に入ると著しく体調を崩し、繰り返す発熱と咳の発作に苦しんでいたショパンの為に、サンドが治療薬を求めて通いつめた修道院の薬局。
1723年から1725年にかけて創設され、当初は修道院独占であったが、その後、村の人々に開放された。
薬剤容器、ガラス器、蒸留器、天秤、乳鉢、錠剤製造機、すり鉢、小型の木箱など、昔ながらも薬局特有の道具が当時のままの状態で保存されている。
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図書室 |
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内回廊から見た中庭 |
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ショパンの部屋へ続く回廊 |
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ショパンが愛用していたプレイエル・ピアノ |
マヨルカ滞在の為にパリのプレイエル社に注文して取り寄せた、ショパン愛用のプレイエルのピアノ。ショパンはこのプレイエルピアノで24のプレリュード 作品28、バラードヘ長調 作品38、スケルツォ変ロ短調 作品31、ポロネーズイ長調 作品40-1『軍隊』、ハ長調40-2を作曲した。ピアノの後方にはワルシャワ・ショパン協会と記された在スペイン・ポーランド大使館寄贈のポーランド国旗が掲げられている。 |
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サンチョ宮殿内に併設された音楽ホール
専属ピアニストによる15分のミニ・コンサートが開催されている。
曲目は勿論、ショパン。 |
ショパン・フェスティヴァル
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内回廊に設置されたピアノ |
Festival Chopin
Claustre de la Cartoixa, num.2
07170 Valldemossa
Mallorca
毎年、8月の日曜の夜に、カルトゥハ修道院内の中庭を囲む内回廊にスタインウェイのグランドを設置して、ピアノ・フェスティヴァルが開催されている。
詳細はwww.festivalchopin.com |
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コンサート後のライトアップされた夜の修道院 |
島の気候と山間の不便な生活はショパンの病状を出発前より悪化させてしまい、異国の地から病気の愛人を同伴した不道徳なサンドに対する保守的な村人たちの反感は日増しに避け難いものとなって、一行は3ヶ月後に島から脱出します。ロマンチックなハネムーン蜜月となるはずのマヨルカへの旅は、このような
惨憺
たる結果に終わりましたが、辛酸の日々は二人の絆をさらに強め、サンドというベスト・パートナーを得たショパンの創造の翼は体力の衰えにも拘らず、この滞在をきっかけに大きく広がり、後世に残る数々の名曲を生み出していきました。
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ショパンとサンド一行も訪れたパルマのカテドラル |
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パルマの港 |
ショパンはパリに住む友人のフォンタナ宛の手紙の中で、パルマの印象を「空はトルコ玉、海は
瑠璃
、山はエメラルド、そして空気は天国の色」と形容した。 |