ファイナリスト、キム・テヒョンさんインタビュー
2006浜コン3位で、韓国期待のキム・テヒョンさんに、結果発表後に簡単にお話を伺いました。
--おめでとうございます。セミファイナルは素晴らしい演奏でしたね。フランス物の選曲で、メシアンというのはなぜ?
K:フランスには、もちろんドビュッシーやラヴェルの素晴らしい作品がたくさんあります。ラヴェルの「夜のガスパール」や「水の戯れ」もいいし、ドビュッシー・フォーレもいい。これらも弾いてみたいことは弾いてみたいのですが、今回は、特に現代の作品を勉強してみようという課題を自分に課していました。それで、メシアンの「まなざし」を選んだのです。
--今はどちらで勉強されていますか?
K:今はまだ韓国で勉強しています。チョンモ=カン先生です。(指折り数えて)もう6年ついています!!そういえば、浜松コンクールからも、もう1年経ってしまったのですね!時の経つのは本当に早いものです。
カン先生は、細部にこだわるというよりは、作品を、あたかも「一枚の絵」を見るように捉える大きな見方を教えてくださいます。
--ファイナルの選曲については?
K:フォーレとモーツァルトが新しい作品です。とはいえ、大きなステージでは初めてですが、できるだけサロンコンサートや講習会で弾くように心がけてきましたので、初めてという感じはあまりしません。
リストの「エステ荘の噴水」とプロコフィエフは、浜松でも弾きました。これらは弾きなれている作品なので、自分の力が出しやすいと思います。自分らしい音楽をしたいと思います。
--ありがとうございました。楽しみにしています。