ロン・ティボー国際コンクール レポート

課題曲

2007/10/18

ロン・ティボー国際コンクールの課題曲は、非常に特徴的。フランスの作品、フォーレの作品などを指定されるところはパリで開催されるコンクールらしいが、第一次予選のショパンの第2ソナタ、ファイナルの協奏曲の網羅的でない曲目リストなど、このコンクールが打ち出す個性が課題曲の端々から読み取れます。


(1)第一次予選(10月20日-22日)
・20分以内のプログラム
・ショパン:ピアノソナタ第2番変ロ短調Op.35 第1楽章、第4楽章を含むように選曲すること。
・予備予選で選択した作品を除外すること。


(2)セミファイナル(10月23日-24日)
・40分以内のプログラム
・シューマンまたはブラームスのソナタ1曲
・フランスの作曲家の作品


(3)ファイナル(10月27日=ソロ、10月28日=協奏曲)

◎ソロリサイタル
・60分以内のプログラム(以下を含むこと)
・モーツァルトの作品1曲
・フォーレの以下の作品から1曲
夜想曲(13曲)、舟歌(13曲)、即興曲(6曲)、ヴァルス・カプリス(4曲)、プレリュード(4曲)、主題と変奏Op.73、8つの小品Op.84、3つの無言歌Op.17、マズルカ
・現代課題曲作品 B.Jolas "O Bach"

◎協奏曲
以下の作品から1曲
・バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
・ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調Op.21
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
・リヒャルト・シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23


ピティナ編集部
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