第65回 音楽は側にいる/バッハ=ケンプ「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」
今日の曲には「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」というタイトルがついています。
キリスト教のタイトルですが、曲のテーマはキリスト教を越えてもっと大きく広く解釈出来ます。
私は子供の頃、あまりお友達がいませんでした。
一人で遊ぶのが好きだったものなので、努力してお友達を作ろうとしませんでした。
でも、やっぱり寂しい時もありました。
そんな時私の一番側にいて「友達」になってくれたのが音楽でした。
音楽を弾いたり、聴いたりすれば悲しい時も音楽が気持ちを慰めてくれます。
嬉しい時には一緒に喜んでくれます。
音楽が傍らにあると、自分の気持ちを解かってくれる「相手」がいるように感じられます。
今回の曲は「寂しい人が誰かの助けを呼んでいる」と言う風に少し自由に解釈出来ます。
「私の話を聞いてください・・私の気持ちを解かってください・・
そして、・・私を許してください。」
その悩みを歌う、助けを求めて呼んでいる旋律はとても美しいメロディです。
世界には助けを求めている人達がたくさんいます。
音楽は人間に幸福を与える事ができると信じています。
私が音楽からたくさんのものをもらったように・・・。
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ルイ・レーリンク
オランダ出身。7歳からピアノを始め、15歳で音楽院入学。アムステルダム・スヴェーリンク音学院に於いてW・ブロンズ氏他に師事する。1996年音楽活動の為、日本に移住。「肩の凝らないクラシック」をモットーに各地で通常のコンサートから学校や施設のコンサート、香港等海外でも公演。九州交響楽団との共演、CD「ファイナルファンタジー・ピアノコレクションズ9」の演奏と楽譜監修を行うほか、CD「夢」をリリース。個人/公開レッスンや音楽講座を行い、ピアノ・音楽指導にも意欲的である。洗足学園音楽大学非常勤講師、洗足学園高等学校音楽科講師として、「演奏法」の授業 、演奏家を目指す生徒のための「特別演奏法」の授業、ピアノレッスンを受け持つ。
NHK/BSテレビ「ハローニッポン」、「出会い地球人」
TBSテレビ「ネイバリー」、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」他出演。
ピアノ演奏法のページ : http://www.senzoku.pianonet.jp も作成中
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