第58回 音楽の宣教師/曲:ヘンデル=ケンプ メヌエット
動画:(5,10s)
今日は少し特別な連載です!私は今回皆さんに新しい企画を紹介したいと思ってこれを書いています。今まで2年半連載を書き続けています。でも連載を読んで下さっている皆さんは、私の「声」を聞くのは初めてではないでしょうか。
実は、私はお話することが大好き。人とのコミュニケーションが大好きです。だからこそピアノを教える事も大好きだと思います。私のひとりの祖父は作曲家・指揮者兼ピアニスト、そしてもうひとりの祖父は牧師でしたが、いつもこの2人のおじいちゃんが私の中に入っているように強く感じています。私は音楽家というだけではなく、音楽の宣教師だと感じる事があります。「音楽の宣教師」・・言葉としては少し重いかも知れません。でも私は音楽を心から愛していて、その音楽の楽しさ、美しさ、素晴らしさをできるだけたくさんの人たちに伝えたいと思っているのです。今まではそれを皆さんに演奏と文章でお伝えしていましたが、僕の「声」を使って感じている音楽を皆さんに伝えたいです!
レッスンビデオはドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」です。とても楽しいレッスンだと思いますよ。(笑)この連載の文章の右側にリンクがありますので、是非レッスンビデオを見てくださいね。これからも少しずつこのようなビデオを公開したいと思っています。
今回の演奏ビデオの方はヘンデル=ケンプのMenuettです。ケンプは好きなピアニストです。演奏だけではなく、色々な編曲も残していますが今日はその中からの一曲です。原曲はバロック時代を代表する作曲家のヘンデルのMenuettです。オリジナルもすごく綺麗ですが、この編曲版はなんとも言いえない美しさや悲しさを持っています。大好きな曲です!
これを録音しながら、前回の連載(真実)をずっと考えていました。なにも格好をつけないで・・なにもやろうとしないで・・嘘をつかずに・・自分の心の中にある音楽をそのままに伝えたいです。なにも隠さないで、心を「裸」にして弾いていました。とても美しい録音になったと思います。是非これも見て・聴いてくださいね!
ああ~音楽・ピアノが大好きです!!
それでは、また!
ルイ・レーリンク
オランダ出身。7歳からピアノを始め、15歳で音楽院入学。アムステルダム・スヴェーリンク音学院に於いてW・ブロンズ氏他に師事する。1996年音楽活動の為、日本に移住。「肩の凝らないクラシック」をモットーに各地で通常のコンサートから学校や施設のコンサート、香港等海外でも公演。九州交響楽団との共演、CD「ファイナルファンタジー・ピアノコレクションズ9」の演奏と楽譜監修を行うほか、CD「夢」をリリース。個人/公開レッスンや音楽講座を行い、ピアノ・音楽指導にも意欲的である。洗足学園音楽大学非常勤講師、洗足学園高等学校音楽科講師として、「演奏法」の授業 、演奏家を目指す生徒のための「特別演奏法」の授業、ピアノレッスンを受け持つ。
NHK/BSテレビ「ハローニッポン」、「出会い地球人」
TBSテレビ「ネイバリー」、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」他出演。
ピアノ演奏法のページ : http://www.senzoku.pianonet.jp も作成中
演奏者のホームページ http://www.pianonet.jp