ヴァン・クライバーン国際コンクール（7）阪田さん予選通過!&セミファイナル日程
2013/05/30
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第14回ヴァン・クライバーン国際コンクール予選全日程が終了し、セミファイナリスト12名が発表されました。唯一の日本人で最年少出場者の阪田知樹さん（19）も、無事通過しました！通過者は以下の通り（苗字アルファベット順）。photo:Ralph Lauer/The Cliburn
ニキタ・アブロシモフ（Nikita Abrosimov）
ショーン・チェン（Sean Chen）
アレクセイ・チェルノフ（Alexey Chernov）
アレッサンドロ・デルジャヴァン（Alessandro Deljavan）
フェイフェイ・トン（Fei-Fei Dong）
ジェイソン・ギルハム（Jayson Gillham）
クレア・ファンチ（Claire Huangci）
ワディム・ホロデンコ（Vadym Kholodenko）
ニコライ・ホジャイノフ（Nikolay Khozyainov）
ニキタ・ムンドヤンツ（Nikita Mndoyants）
ベアトリーチェ・ラナ（Beatrice Rana）
阪田知樹（Tomoki Sakata）
名前を呼ばれて安堵した表情の阪田さん、今の感想は？「ほっとした気持ちと、次のスケジュールや演奏への緊張が入り混じっています。胃に来る感じです（笑）。これだけ大きな国際コンクールでセミファイナルに残れたので、その責任を意識しながら、次のラウンドを頑張りたいと思います。室内楽はシューマンのピアノ五重奏、ソロは新曲、ドビュッシーの練習曲第1巻、ヴェルディ＝リスト『「アイーダ」から神前の踊りと終幕の二重唱』、ラフマニノフのソナタ第2番Op.36（1931）です。どれも全く感じが違うし、自分の中で大事にしている曲なので、自分が捉えている曲の像を聴いている方々に伝えられたらと思います」。ぜひ、素晴らしい演奏を心待ちにしたい。
セミファイナルの課題は、60分以内のソロリサイタル（新曲課題曲・テオファニディス作曲『Birichino』含む）＋ピアノ五重奏1曲（ブラームス、ドヴォルザーク、フランク、シューマンから選択）。共演はブレタノ弦楽四重奏団。スケジュールは以下の通り。
●6月1日（土）
1:30 - 2:30pm リサイタル クレア・ファンチ（Claire Huangci）
2:45 - 3:25pm 室内楽 ベアトリーチェ・ラナ（Beatrice Rana）
3:40 - 4:40pm リサイタル ニキタ・ムンドヤンツ（Nikita Mndoyants）
7:30 - 8:10pm 室内楽 ニキタ・アブロシモフ（Nikita Abrosimov）
8:25 - 9:25pm リサイタル 阪田知樹（Tomoki Sakata）
9:40 - 10:20pm 室内楽 ワディム・ホロデンコ（Vadym Kholodenko）
●6月2日（日）
1:30 - 2:30pm リサイタル ニコライ・ホジャイノフ（Nikolay Khozyainov）
2:45 - 3:25pm 室内楽 アレッサンドロ・デルジャヴァン（Alessandro Deljavan）
3:40 - 4:40pm リサイタル ジェイソン・ギルハム（Jayson Gillham）
7:30 - 8:10pm 室内楽 アレクセイ・チェルノフ（Alexey Chernov）
8:25 - 9:25pm リサイタル ショーン・チェン（Sean Chen）
9:40 - 10:20pm 室内楽 フェイフェイ・トン（Fei-Fei Dong）
●6月3日（月）
1:30 - 2:10pm 室内楽 クレア・ファンチ（Claire Huangci）
2:25 - 3:25pm リサイタル ベアトリーチェ・ラナ（Beatrice Rana）
3:40 - 4:20pm 室内楽 ニキタ・ムンドヤンツ（Nikita Mndoyants）
7:30 - 8:30pm リサイタル ニキタ・アブロシモフ（Nikita Abrosimov）
8:45 - 9:25pm 室内楽 阪田知樹（Tomoki Sakata）
9:40 - 10:40pm リサイタル ワディム・ホロデンコ（Vadym Kholodenko）
●6月4日（火）
1:30 - 2:10pm 室内楽 ニコライ・ホジャイノフ（Nikolay Khozyainov）
2:25 - 3:25pm リサイタル アレッサンドロ・デルウジャヴァン（Alessandro Deljavan）
3:40 - 4:20pm 室内楽 ジェイソン・ギルハム（Jayson Gillham）
7:30 - 8:30pm リサイタル アレクセイ・チェルノフ（Alexey Chernov）
8:45 - 9:25pm 室内楽 ショーン・チェン（Sean Chen）
9:40 - 10:40pm リサイタル フェイフェイ・トン（Fei-Fei Dong）
結果発表
菅野 恵理子（すがのえりこ）
音楽ジャーナリストとして各国を巡り、国際コンクール・音楽祭・海外音楽教育などの取材・調査研究を手がける。『海外の音楽教育ライブリポート』を長期連載中（ピティナHP）。著書に『ハーバードは「音楽」で人を育てる～21世紀の教養を創るアメリカのリベラル・アーツ教育』（アルテスパブリッシング・2015年）、インタビュー集『生徒を伸ばす! ピアノ教材大研究』（ヤマハミュージックメディア・2013年）がある。上智大学外国語学部卒業。在学中に英ランカスター大学へ交換留学し、社会学を学ぶ。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会勤務を経て現職。2007年に渡仏し「子どもの可能性を広げるアート教育・フランス編」を1年間連載。ピアノを幼少・学生時代にグレッグ・マーティン、根津栄子両氏に師事。全日本ピアノ指導者協会研究会員、マレーシア・ショパン協会アソシエイトメンバー。 ホームページ：http://www.erikosugano.com/
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