浜松国際ピアノコンクール、始まる
2009/11/07
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3年に1回の浜松国際ピアノコンクール、第7回大会が開幕します。このブログでは、その概要をレポートしていきます。1次予選は11月8-12日、2次予選は13-15日、3次予選は17-18日、本選(協奏曲)は21-22日に行われます。
7日(土)は、出場順抽選会・オープニングコンサート・歓迎レセプションが行われました。13時からの出場順抽選会では、5日(木)から順次浜松入りしている参加者たちが、初めて一堂に会し、海老澤敏運営委員長のもと、抽選に参加しました。
国際コンクールの演奏順抽選は、様々な方法で行われますが、浜松では、「アルファベット順に参加者番号を付ける。最年少の参加者(今回はタミ・リンさん13歳)が引いたカードの参加者番号の参加者から、順に、演奏枠番号のくじを引いていく」というスタイルで演奏順が抽選されます。抽選方法はコンクールにより様々で、コンテスタントによる抽選会を取るコンクールもあれば、コンピュータによる抽選で番号が予め発表されるコンクールもあります。
タミ・リンさんが引いたのが「61番 Silvan NEGRUTIU」さん。彼から62、63と演奏番号を引いていきます。2009年度ピティナ特級グランプリの仲田みずほ(NAKADA Mizuho)さんは参加者番号60番ですから、最後の最後、抽選なく最後の一枚に決まるという珍しい順序がまわってきました。
今回は、なかなか演奏番号1番、2番が出てこず、後半に抽選する参加者がハラハラする展開。そんななか、最年少のタミ・リン(Tami LIN)さんが演奏順2番を引き当て、場内にどよめきと拍手。しかも、続いて抽選したアーロン・リウ(Aaron LIU)さんが、演奏順1番を引き、場内さらに驚きとどよめきの声が上がりました。
日本人参加者の1次予選の演奏日は以下の通り。詳細は、公式サイトをご覧ください。ピティナ特級入賞者の4名(仲田みずほさん・尾崎有飛さん・加藤大樹さん・水谷桃子さん)は、ともに、非常に良い演奏順を引き、期待が高まるところです。
1日目(11月8日):浅川真衣さん、野木成也さん
2日目(11月9日):佐藤元洋さん
3日目(11月10日):犬飼新之介さん
4日目(11月11日):高木竜馬さん、仲田みずほさん、矢島愛子さん、加藤大樹さん
5日目(11月12日):尾崎有飛さん、水谷桃子さん、佐々木崇さん
続いて、審査員の記者会見が開かれた後に開催されたオープニング・コンサートは、前回、第6回の優勝者、アレクセイ・ゴルラッチさん。浜松の優勝後、ダブリン国際ピアノコンクール第1位、リーズ国際ピアノコンクール第2位と大きく羽ばたいています。
前半にベートーヴェンとドビュッシー、後半にショパン(舟歌と、練習曲集Op.10全曲!)を配した本格派のリサイタル。持ち前の気品ある音色と歌いまわしに磨きがかかり、時折個性的に強調する内声部に対し、他の声部とのバランス・ハーモニーに絶妙に配慮がなされた知的な音楽作りで、繊細さと大胆さを存分に披露し、前回優勝者の実力を遺憾なく発揮、浜松の聴衆の期待に応えました。アンコールは5曲。お得意の幻想小品集(シューマン)に加え、ショパンの英雄ポロネーズ、マズルカ2曲、ワルツ1曲の構成は、ひょっとして来年は、ワルシャワの大きなコンクールを狙うのかな、と予感させました。
夜の歓迎レセプションでは、コンテスタント、審査員、市政関係者、プレス関係者、ホストファミリーなどが交流を深め、明日からの健闘を誓い合っていました。
7日(土)は、出場順抽選会・オープニングコンサート・歓迎レセプションが行われました。13時からの出場順抽選会では、5日(木)から順次浜松入りしている参加者たちが、初めて一堂に会し、海老澤敏運営委員長のもと、抽選に参加しました。
国際コンクールの演奏順抽選は、様々な方法で行われますが、浜松では、「アルファベット順に参加者番号を付ける。最年少の参加者(今回はタミ・リンさん13歳)が引いたカードの参加者番号の参加者から、順に、演奏枠番号のくじを引いていく」というスタイルで演奏順が抽選されます。抽選方法はコンクールにより様々で、コンテスタントによる抽選会を取るコンクールもあれば、コンピュータによる抽選で番号が予め発表されるコンクールもあります。
タミ・リンさんが引いたのが「61番 Silvan NEGRUTIU」さん。彼から62、63と演奏番号を引いていきます。2009年度ピティナ特級グランプリの仲田みずほ(NAKADA Mizuho)さんは参加者番号60番ですから、最後の最後、抽選なく最後の一枚に決まるという珍しい順序がまわってきました。
今回は、なかなか演奏番号1番、2番が出てこず、後半に抽選する参加者がハラハラする展開。そんななか、最年少のタミ・リン(Tami LIN)さんが演奏順2番を引き当て、場内にどよめきと拍手。しかも、続いて抽選したアーロン・リウ(Aaron LIU)さんが、演奏順1番を引き、場内さらに驚きとどよめきの声が上がりました。
日本人参加者の1次予選の演奏日は以下の通り。詳細は、公式サイトをご覧ください。ピティナ特級入賞者の4名(仲田みずほさん・尾崎有飛さん・加藤大樹さん・水谷桃子さん)は、ともに、非常に良い演奏順を引き、期待が高まるところです。
1日目(11月8日):浅川真衣さん、野木成也さん
2日目(11月9日):佐藤元洋さん
3日目(11月10日):犬飼新之介さん
4日目(11月11日):高木竜馬さん、仲田みずほさん、矢島愛子さん、加藤大樹さん
5日目(11月12日):尾崎有飛さん、水谷桃子さん、佐々木崇さん
続いて、審査員の記者会見が開かれた後に開催されたオープニング・コンサートは、前回、第6回の優勝者、アレクセイ・ゴルラッチさん。浜松の優勝後、ダブリン国際ピアノコンクール第1位、リーズ国際ピアノコンクール第2位と大きく羽ばたいています。
前半にベートーヴェンとドビュッシー、後半にショパン(舟歌と、練習曲集Op.10全曲!)を配した本格派のリサイタル。持ち前の気品ある音色と歌いまわしに磨きがかかり、時折個性的に強調する内声部に対し、他の声部とのバランス・ハーモニーに絶妙に配慮がなされた知的な音楽作りで、繊細さと大胆さを存分に披露し、前回優勝者の実力を遺憾なく発揮、浜松の聴衆の期待に応えました。アンコールは5曲。お得意の幻想小品集(シューマン)に加え、ショパンの英雄ポロネーズ、マズルカ2曲、ワルツ1曲の構成は、ひょっとして来年は、ワルシャワの大きなコンクールを狙うのかな、と予感させました。
夜の歓迎レセプションでは、コンテスタント、審査員、市政関係者、プレス関係者、ホストファミリーなどが交流を深め、明日からの健闘を誓い合っていました。
ピティナ編集部
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