みなさん。こんにちは！
５月のロンドンは、夜の８時をすぎる頃やっと日が暮れ始めます。
一日が長く、なんだかとっても得した気がします。
さて、今回のレポートは、４月２８日、ロンドンの教会で行われた松本さやか＆あすか姉妹による~２台ピアノによる、ふたりのふたつのラプソディー~より。
ロンドン入りしたジャズピアノ界の新星妹あすかさんとロンドンでピアニストとしての腕を磨く姉さやかさんのデュオは８年ぶりとのことです。
お互いにオーケストラパートを担当できるのは、小さい頃からコンチェルトを弾いてきた体験があるから！素晴らしいですね。
また、ピアノが弾けるだけではなく、プログラム、チラシ、HPもつくってしまう、さやか＆あすか姉妹はまさに時代の先端を行くピアニストともいえます。
感動さめやらぬレポートはこちらです。
さやかさんの日記　http://www.borderlessmusic.com/official/diary/london.html
あすかさんの日記　http://www.borderlessmusic.com/official/diary/london.html
私のレポート　　　http://coachinglesson.blogdehp.ne.jp/article/13178745.html

さて、コンサート後のイタリアでの演奏を控えて、我が家に練習にやってきたお二人に「優位感覚」と「価値とニーズ」を調べてもらいました。
「優位感覚」とは、最も強く楽にキャッチできる脳の五感のこと。（視覚・聴覚・言語感覚・触覚があります） 「価値とニーズ」の価値とは、行動の基盤。これがあると自分らしくいられることです。
ニーズとは、自分の要求。心が満たされるために必要なものです。
姉さやかさんの優位感覚は、言語感覚が強く、論理的に頭の中で組み立てて弾くタイプ。
練習も１時間と決まっていたら、見事に無駄なく詰め込みピタッと完了。
お見事です！
今回のコンサートも企画から演奏までのプロセスをひとつひとつ積み重ねて、立派な形にすることが出来ました。それは、彼女にとっての価値でもあったのです。
「作り上げて完成させること」は、言語感覚の強いさやかさんにとって得意なことでもあり、楽しいことでもあったのですね。

一方、妹のあすかさん。
全く違うタイプです。彼女は、バリバリの触覚系。
弾く時も頭を使うよりも、体の感覚を味わうタイプ。
隣の部屋から聴こえてきた彼女の練習は、弾いたり休んだり、あれあれ？他の曲に遊びに行っている・・
バーッと集中して弾くというよりも、手や指、頭の感覚で味わい、確かめるような練習でした。
触覚系の人は、運動神経がよく、手や指を使う作業が得意。
あすかさんの「うどん」をはじめ、多くのぬいぐるみやニットの作品、可愛いカードなど、次々に生み出される作品は、まさに触覚系の証です。
そして、彼女の価値観。・・・それは、人とのつながりでした。
音を通じてつながっていることを体で感じたその時、最高のパワーが出る！
と、改めて発見したあすかさん。自分の中の宝物に出会えた喜びでニッコリです。

今回、姉妹の仲のよさ、お互いを尊敬し、刺激しあいながら短い期間でどんどん成長する姿を見せてもらいました。
さらに、優位感覚や価値、ニーズの違いを知ったことが、音楽のコミュニケーションにも役立つことを願っています。

さて、「とっておきのぴあれんキッズVOL.2」が５月発売となります。
このノートには、子供用の優位感覚を調べるテストと解説も載せました。
そのほか、優先順位、価値を見つけるページなど、ちょっと行き詰った時のヒントになるようなコーチングスキルもあります。
また、初夏には「コーチングレッスン革命Ｖol.１基本スキル編」「コーチングレッスン革命Vol.2応用スキル実践編」も発売！
お手にとって見ていただけたら嬉しいです。

■今回の推薦本
「やりたいをやるに変えるコーチング]　　平野圭子Gakken １２００円
私のコーチだったICFプロフェッショナル認定コーチの平野コーチの本です。
最初に出てくるエピソードはピアノの先生。ドキッとします。
簡単なテストが沢山ついていて、読みやすくお勧めです。

■コーチングレッスン
http://plaza.rakuten.co.jp/coachinglesson/

■Coachinglesson.com
http://www.coachinglesson.com ＨＰにて、コメント・質問・募集中です。

※書籍のご案内※
♪ ピアノの先生、レスナーにおくるかんたんコーチング
「とっておきのぴあれん手帳Vol.1
青木理恵・保科陽子　著　　／　１２００円
♪ とっておきのぴあれんキッズVOL.1
青木理恵・保科陽子　著　　／　１０５０円
共同音楽出版社