アントワーヌ・フランソワ・マルモンテル Antoine François Marmontel
現在はウェブページのみをアーカイブしております。どうぞご了承ください。
【参照】http://www.piano.or.jp/enc/news/2012/07/18_14529.html
Antoine François Marmontel (1816~1898)
アントワーヌ・フランソワ・マルモンテル
19世紀のフランスを代表するピアニスト、教育者として知られた。作曲家としてもOp. 180 を越えるピアノ曲の他、教則本、著書も多い。パリ音楽院でジメルマンにピアノを師事、1832年にプルミエ・プリを獲得。師の後継者としてデュボワ、ビゼー、ダンディ、アルベニスらのピアノを指導。息子のAntonin(1850~1909)も門弟であり、ピアニスト・コンポーザーとして活躍し、パリ音楽院での指導に関わった。彼らの作品を知る人は今日殆ど存在しない。
AIR DE DANSE Dans le Style ancien Op. 115 エール・ド・ダンス――古い様式による
【♪ 試聴する(Youtubeへ)】 (録音日:2006年5月28日)
1872年。後年のチャイコフスキーを思わせる快活な舞曲である。厳格な書法とノーブルな感性が息づく佳作。ウージュル社刊。
TROIS PIECES CARACTÉRISTIQUES Op. 117 3つの性格的小品
(録音日:2006年4月24日)
1. LAMENTO 哀歌 【♪ 試聴する(Youtubeへ)】
2. LA MARINIÉRE 船乗り 【♪ 試聴する(Youtubeへ)】
3. PICCOLO SCHERZO 小さなスケルツォ 【♪ 試聴する(Youtubeへ)】
1873年.絵画的な風趣を持つ円熟期の作。フォーマルでやや暗い色調のピアニズムはマルモンテルの個性であろう。ウージュル社刊。
作曲家、ピアニスト、研究家。1959年、石川県金沢生まれ。70年から74年までピアノを宮沢明子氏に師事。
15歳で渡仏、パリに学ぶ。作曲を独学で学び、ピアノのレッスンに並行して広範囲にわたる作曲家の研究に取り組む。78年、知られざる名作を日本に紹介すべく帰国、研鑽を重ね、現在200人の音楽家を対象として研究、演奏を行っている。
第7回ラ・ロシュル国際コンクール第2位(1位なし)、第1回現代音楽コンクール審査委員長(故・園田高弘氏)奨励賞、第3回村松賞大賞、金沢市文化活動賞、石川テレビ賞ほかを受賞。エピックソニーよりアルカン選集全8巻、自作アルバムを発表。