第38回 ソナタ 第13番(ウィーン原典版番号) ト長調 Hob.XVI:6
ハイドンのクラヴィーアソナタの中で、数少ない4楽章形式のソナタのひとつです。全楽章において装飾音を多用しており、ハイドン独特の世界をさらに華やかに彩っています。
また、1楽章の冒頭部分のアウフタクトから始まる3連符が曲全体を支配しているため、ハイドンらしい明るく溌剌とした雰囲気を持つ1楽章、短調のトリオが印象的な2楽章のメヌエット、荘厳で抒情的な3楽章、フィナーレにふさわしい華やかさに溢れた4楽章と、それぞれの楽章において異なる雰囲気を持ちながらもストーリー性を感じることができます。
初期の作品の中でも特に聴きごたえ・弾きごたえのあるソナタと言っても良いでしょう。
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
1987年3月22日生まれ。
1996年 ピティナ・ピアノコンペティションB級奨励賞。1998年 第15回教育連盟ピアノオーディションA部門入賞、同入賞者演奏会出演。2000年 ピティナ・ピアノコンペティションD級銅賞。2001年 第17回かながわ音楽コンクールユースピアノ部門中学生の部第1位、総合第2位、神奈川新聞社社長賞受賞。トップコンサートにて神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。2003年 第1回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2004年 第5回ショパン国際ピアノコンクール in Asia、アジア大会奨励賞。第9回浜松国際ピアノアカデミー受講。ピティナ・ピアノコンペティションG級金賞、併せて東京都知事賞、讀賣新聞社賞、ヒノキ賞、王子賞、洗足学園前田賞受賞。第2回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2005年 フランスのMoulin d'Andeにて行われたマスタークラス受講。アメリカにて行われたジーナ・バックアゥワー国際ピアノコンペティションYoung Artist部門第6位。第3回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。
2006年 ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞受賞。併せて文部科学大臣賞、讀賣新聞社賞、ミキモト賞、王子賞、三菱鉛筆賞受賞。
幼少の頃より現在に至るまで江口文子氏に師事。モスクワ音楽院にて、パーヴェル・ネルセシアン教授に師事。これまでに、佐藤俊、日比谷友妃子の各氏に師事。