ハイドンの世界

第24回 アダージオ Hob.XV/22 ト長調

2007/08/01
Adagio Hob.XV/22 G: Adagio ma non troppo

ゆったりと時が過ぎていくのを、穏やかな気持ちで感じているような、優しい雰囲気をもった曲です。1794年にクラヴィーアのための曲として書かれましたが、後にクラヴィーア・トリオ第22番の2楽章として再編されました。2分の2拍子、アダージオのテンポで流れるメロディーがとても美しいです。

ハイドン・ひとことメモ
「第24回 ハイドンの弦楽四重奏曲 ─弦楽四重奏曲の全体像─」
今回は、ハイドンの弦楽四重奏曲の作品番号、作品年代、曲数、題名などの全体図がひと目で分かるように、表にしたものをご覧頂きましょう。
作品番号(Opus)作品番号(Hoboken)作曲年代曲数など題名
Op.0Hob.II:6 全1曲
Op.1Hob.III:1-6(1755?)全6曲 
Op.2Hob.III:7-12(1755?)全6曲(編曲有) 
Op.3Hob.III:13-18(1755?)全6曲(偽作) 
Op.9Hob.III:19-241771全6曲 
Op.17Hob.III:25-301771全6曲 
Op.20Hob.III:31-361772全6曲「太陽四重奏曲」
Op.33Hob.III:37-421781全6曲「ロシア四重奏曲」
Op.42Hob.III:431785全1曲
Op.50Hob.III:44-491787全6曲「プロシア四重奏曲」
Op.51Hob.III:50-561787全7曲「十字架上のキリストの最期の言葉」
Op.54Hob.III:57-591788全3曲「第1トスト四重奏曲」
Op.55Hob.III:60-621788全3曲「第2トスト四重奏曲」
Op.64Hob.III:63-681790全6曲「第3トスト四重奏曲」
Op.71Hob.III:69-711793全3曲「第1アポーニー四重奏曲」
Op.74Hob.III:72-741793全3曲「第2アポーニー四重奏曲」
Op.76Hob.III:75-801796-97全6曲「エルディーティ四重奏曲」
Op.77Hob.III:81,821799全2曲「ロプコヴィッツ四重奏曲」
Op.103Hob.III:8318031曲(未完成)
アダージョ Hob.XV/22

MP3にて視聴

前山 仁美(まえやまひとみ)

1987年3月22日生まれ。
1996年 ピティナ・ピアノコンペティションB級奨励賞。1998年 第15回教育連盟ピアノオーディションA部門入賞、同入賞者演奏会出演。2000年 ピティナ・ピアノコンペティションD級銅賞。2001年 第17回かながわ音楽コンクールユースピアノ部門中学生の部第1位、総合第2位、神奈川新聞社社長賞受賞。トップコンサートにて神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。2003年 第1回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2004年 第5回ショパン国際ピアノコンクール in Asia、アジア大会奨励賞。第9回浜松国際ピアノアカデミー受講。ピティナ・ピアノコンペティションG級金賞、併せて東京都知事賞、讀賣新聞社賞、ヒノキ賞、王子賞、洗足学園前田賞受賞。第2回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2005年 フランスのMoulin d'Andeにて行われたマスタークラス受講。アメリカにて行われたジーナ・バックアゥワー国際ピアノコンペティションYoung Artist部門第6位。第3回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。
2006年 ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞受賞。併せて文部科学大臣賞、讀賣新聞社賞、ミキモト賞、王子賞、三菱鉛筆賞受賞。

幼少の頃より現在に至るまで江口文子氏に師事。モスクワ音楽院にて、パーヴェル・ネルセシアン教授に師事。これまでに、佐藤俊、日比谷友妃子の各氏に師事。

ハイドンの世界:http://j-haydn.blogspot.jp/

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