第24回 アダージオ Hob.XV/22 ト長調
ゆったりと時が過ぎていくのを、穏やかな気持ちで感じているような、優しい雰囲気をもった曲です。1794年にクラヴィーアのための曲として書かれましたが、後にクラヴィーア・トリオ第22番の2楽章として再編されました。2分の2拍子、アダージオのテンポで流れるメロディーがとても美しいです。
今回は、ハイドンの弦楽四重奏曲の作品番号、作品年代、曲数、題名などの全体図がひと目で分かるように、表にしたものをご覧頂きましょう。
作品番号(Opus) | 作品番号(Hoboken) | 作曲年代 | 曲数など | 題名 |
Op.0 | Hob.II:6 | 全1曲 | ||
Op.1 | Hob.III:1-6 | (1755?) | 全6曲 | |
Op.2 | Hob.III:7-12 | (1755?) | 全6曲(編曲有) | |
Op.3 | Hob.III:13-18 | (1755?) | 全6曲(偽作) | |
Op.9 | Hob.III:19-24 | 1771 | 全6曲 | |
Op.17 | Hob.III:25-30 | 1771 | 全6曲 | |
Op.20 | Hob.III:31-36 | 1772 | 全6曲 | 「太陽四重奏曲」 |
Op.33 | Hob.III:37-42 | 1781 | 全6曲 | 「ロシア四重奏曲」 |
Op.42 | Hob.III:43 | 1785 | 全1曲 | |
Op.50 | Hob.III:44-49 | 1787 | 全6曲 | 「プロシア四重奏曲」 |
Op.51 | Hob.III:50-56 | 1787 | 全7曲 | 「十字架上のキリストの最期の言葉」 |
Op.54 | Hob.III:57-59 | 1788 | 全3曲 | 「第1トスト四重奏曲」 |
Op.55 | Hob.III:60-62 | 1788 | 全3曲 | 「第2トスト四重奏曲」 |
Op.64 | Hob.III:63-68 | 1790 | 全6曲 | 「第3トスト四重奏曲」 |
Op.71 | Hob.III:69-71 | 1793 | 全3曲 | 「第1アポーニー四重奏曲」 |
Op.74 | Hob.III:72-74 | 1793 | 全3曲 | 「第2アポーニー四重奏曲」 |
Op.76 | Hob.III:75-80 | 1796-97 | 全6曲 | 「エルディーティ四重奏曲」 |
Op.77 | Hob.III:81,82 | 1799 | 全2曲 | 「ロプコヴィッツ四重奏曲」 |
Op.103 | Hob.III:83 | 1803 | 1曲(未完成) |
アダージョ Hob.XV/22 MP3にて視聴 |
1987年3月22日生まれ。
1996年 ピティナ・ピアノコンペティションB級奨励賞。1998年 第15回教育連盟ピアノオーディションA部門入賞、同入賞者演奏会出演。2000年 ピティナ・ピアノコンペティションD級銅賞。2001年 第17回かながわ音楽コンクールユースピアノ部門中学生の部第1位、総合第2位、神奈川新聞社社長賞受賞。トップコンサートにて神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。2003年 第1回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2004年 第5回ショパン国際ピアノコンクール in Asia、アジア大会奨励賞。第9回浜松国際ピアノアカデミー受講。ピティナ・ピアノコンペティションG級金賞、併せて東京都知事賞、讀賣新聞社賞、ヒノキ賞、王子賞、洗足学園前田賞受賞。第2回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2005年 フランスのMoulin d'Andeにて行われたマスタークラス受講。アメリカにて行われたジーナ・バックアゥワー国際ピアノコンペティションYoung Artist部門第6位。第3回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。
2006年 ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞受賞。併せて文部科学大臣賞、讀賣新聞社賞、ミキモト賞、王子賞、三菱鉛筆賞受賞。
幼少の頃より現在に至るまで江口文子氏に師事。モスクワ音楽院にて、パーヴェル・ネルセシアン教授に師事。これまでに、佐藤俊、日比谷友妃子の各氏に師事。