3月24日(日)開催予定の第42回ピティナ・ピアノコンペティション入賞者記念コンサートに出演される皆さんに、コンペにまつわるお話を聞きました。内容は順次公開予定です。お楽しみに!!
そのほかの音楽とのかかわり方も紹介!
お二人は1度連弾でもコンペに出場されていますが、その後はそれぞれソロで大活躍されていますね。ソロならではの魅力を教えてください。
結菜とデュオにチャレンジしたのは2年生の時でした。2人でバランスを考えながら音楽を作る事が、とても楽しかったです。これからもし機会があれば、また2人でやりたいなと思っています。 デュオもですがソロは特に、同じ曲でも弾き手の思いや感性や性格によって、いろいろな表情を見せ同じ曲にはならないところが魅力的だと思います。
コンペの練習中には腕が当たって喧嘩もしたというお二人ですが、お二人が思う「連弾ならではの楽しいところ」はどんなところですか?
1人だと2本の手(10本の指)ですが、2人だと20本の指で音楽をつくれるので、音の広さや深さが2倍になるのがうれしいです。また、腕があたったり、2人の息や考えがあわなくて喧嘩もするけれど、落ち着いて2人で集中すると上手くいくのがわかるので、連弾は色んな勉強ができて、1人よりも世界が広がる気がして楽しいです。
どんな風に作曲をしていますか?また、作曲の楽しいところ、難しいところなども教えてください。
本格的に作っているわけではなく、気分転換で思いつくままに弾いています。面白い音がいろいろ見つかるのが楽しいところで、一度弾いた音を覚えておくのが難しいところです。明るい旋律や暗い旋律も作って楽しんでいます。
今回演奏いただくプロコフィエフについても、魅力がぎっしり詰まったコメントをありがとうございました!
いま好きな作曲家・勉強してみたい作曲家について教えてください。
プロコフィエフも大好きですし、勉強してみたい作曲家はたくさんいますが、今一番惹かれるのはリストです。リストは、オペラやオーケストラの曲、ヴァイオリンの曲や歌曲などをたくさん編曲し、ピアノが出せる音色や響きを最大限引き出そうとした作曲家なので、ピアノなのにヴァイオリンのような音色だったり、鐘のようだったり、人の声のようだったりして、え!ピアノってこんな音色が出るの?と聴いていてとても楽しいです。リストの曲をたくさん勉強して、多彩な音色を奏でられるピアニストになりたいです。
.お二人の考える、「連弾ならではの魅力」を教えてください。
ソロでは表現できないダイナミックスさがあり、連弾では出せる音域が広くなる分表現の幅が広がると感じています。また違う性格、違う考え方を持った二人が時間をかけ話し合い一つの作品を作り上げていく中で、自分にはないものを相手から学び、お互いが触発しあい切磋琢磨できることも連弾ならではの魅力と感じています。
仲良し二人組での金賞受賞を果たしたお二人ですが、ペアの相手が親友でよかった!と思った瞬間はありますか?あれば教えてください。
幼稚園の時からの幼馴染みで親友なので、共通の話題も豊富で、毎回の練習が楽しくて、喧嘩もしないし、お互いを気遣い尊重しながらより良い音楽を追究していけることがよかったと思います。
お二人の考える、「連弾ならではの魅力」と、連弾以外に興味のある(または好きな)演奏形態があれば教えてください。
私達の場合、それぞれソロで演奏する時よりも、二人で作りあげる演奏の時の方が、仲良しパワーの化学反応が起こり、より魅力的な演奏ができることです。
現在研究されている音楽情報処理について、概要を教えてください。
聴いた音楽を「再現」するという観点から、自動採譜、自動編曲といったタスクに機械学習(AI)の技術を用いてアプローチしています。機械に耳コピや編曲を教えるようなものです。再現性をどのように評価するのか、機械で再現する時に必要な要素は何か、と考えることが逆に演奏に活きることもあって非常に面白いです。
特級ではコンチェルト経験。コンチェルトとソロでの演奏の違いを教えてください。
コンチェルトは3回目の経験でした。やはりコンチェルトは、ソロとは聴こえ方が全然変わります。
オケに埋もれてしまうので 、表記の強弱がpでもソロでいうmfかfくらいの気持ちで弾くようにしています。ダイナミクスを一段アップさせるようなイメージです。
また、ソロだと走ってしまいがちなのですが、オーケストラと合うようにリズムは普段よりタイトにすることをこころがけています。
見事金賞に輝かれましたが、馬場さんの今後の目標はなんですか?
また、やってみたい曲、もっと上手になりたいところなどを教えてください。
色々な曲を演奏してみたいですがモーツァルトの作品に興味があります。 彼の生い立ちについて書かれたものを読んだことがあり 面白いと感じました。 音楽もとてもきれいで好きになりました。
もう一つはオーケストラと演奏してみたいです。
早いパッセージが弾けるようになりたいです。そして、自分が思う音が出せたらいいなと思います。
全国大会出場という1つの目標を達成された今、今後の目標や勉強してみたいことなどを教えてください。
今回初めて全国大会に出場しましたが、とても緊張感があり刺激的で、大きな経験となりました。今後は、ピティナや他のコンクールの全国大会で金賞をとること、国際コンクールにも出場することが目標です。また、ピアノの他に、作曲や指揮についても興味があります。勉強では、英語を習得し英語で書かれた本をたくさん読みたいです。
今回の反省点はどのようなところでしたか?
いま好きな作曲家・勉強してみたい作曲家について教えてください。
予想以上に緊張してしまい、落ち着いて演奏できなかったことです。家では、こんなふうに弾きたい、と自分なりに表現のしかたを考えながら弾いていましたが、本番では、思ったようにすべてを出せませんでした。本番でテンポが速くなってしまうことが多いので、本番直前の練習では、わざと遅いテンポで弾いたり、本番でうっかり速くなってしまっても動揺せず最後まで崩れずに弾けるように、速いテンポで練習したり、本番で何が起こっても対応できるように、もっと工夫して練習していきたいと思いました。
金賞というひとつの目標を達成された今、今後の目標を教えてください。
僕はピアノを通じて、沢山成長することができました。今後もいろんな曲にチャレンジをして、ピアノを楽しみたいです!
将来どのような音楽家になりたいですか?また、音楽に限らず今興味を持っていること・やってみたいことなどがあれば教えてください。
ダニエル・バレンボイムの様な世界で活躍できる音楽家になりたいです。世界を巡り、その土地の文化や歴史を学びながら演奏旅行をしてみたいです。また、音色が人々に与える影響や効果についても研究したいです。
まさに文武両道のお二人ですが、将来はどんな道を目指しているのですか?
将来、何をしたいかは決まっていません。
ただ、何をするにしても、ピアノやスイミングから学んだ短い時間でも集中するという意識を忘れないで取り組んでいきたいと思います。
また、ピアノとスイミングを通してたくさんの方々と知り合うことができました。そういった人との出会いを大切にしていけたらと思います。
将来どのような音楽家になりたいですか?また、音楽に限らず今興味を持っていること・やってみたいことなどがあれば教えてください。
僕の夢は世界中で演奏する事です。僕の音楽を聴いて『楽しいな、また聴きないな』と思ってもらえるような演奏をしたいです。
そして、クラシック音楽を通して、色々な活動をしたいです。
今興味のあることは、英語です。コツコツと勉強しています。話せるようになりたいです。
今後やってみたいことは、コンチェルトのコンサートです。
ピアノに限らず、今興味を持っていることや今後やってみたいことなどを教えてください。ピアノで今後演奏してみたい曲なども教えてください。
サッカーも大好きで、週2回サッカー教室に通っています。
休日にはお兄ちゃんとサッカーをしたり、釣りに行ったりするのが楽しいです。
これから色々なコンクールに挑戦していきたいと思っています。
また、今までインパクトの強い曲が好きでしたが、穏やかで壮大なスケールがイメージできる曲にも挑戦していきたいです。
今後挑戦してみたい曲や目標を教えてください。
今後は、それぞれソロの実力に磨きをかけて、連弾中級A、連弾中級B部門などに挑戦していきたいです。
中学校での目標・やってみたいことなどはありますか?
中学校になったら、ソルフェージュももっと学んで、さらに音楽の知識を深めていきたいです。
どんなスケジュールで練習しているの?
色々な習い事と両立しつつピアノを練習したタイムスケジュールを教えてください。
普段はあまり時間がとれないのでピアノの練習は平均1日1時間くらいです。曜日によっては他の習い事との兼ね合いでほとんど弾けない日もあるので、1日単位で考えるのではなく、1週間単位でピアノの練習時間を組むようにしています。ON・OFFの切り替えを早くして 短い時間でも集中するようにしています。
夏休みには、塾やサッカーなどの習い事が全くない日が数日あり、その数日は、朝から晩までピアノを弾くことができました。
短い時間内で効果的に練習するコツを教えてください。
他の習い事と両立しながら練習時間を確保するのはなかなか難しいです。サッカーの試合や合宿が入るとほとんどピアノの練習はできなくなりますが、サッカーの経験がピアノに活きることもあります。例えば、曲のイメージを膨らませる時に、"シュートへ向かってドリブルをしている時の突き進む感じ"や、"パスが上手く通った時の爽快な感じ"そういう経験を曲のイメージに繋げることができます。
多くの曲を並行して練習しなくてはいけないコンペティション。各曲の練習配分も重要なポイントです。練習していた曲のなかで一番多く練習したのはどの曲ですか?
全国大会に向けて4曲を並行して練習しましたが、練習配分で一番多かったのは"つむぎ歌"だったように思います。重音のバランスを作る事が難しかったのと、勢いがつき過ぎてテンポが上がりがちだったので。ギリギリまで何度もテンポ感を体にきざむようにしました。
1週間の予定を立てる方法を教えてください。
まずはサッカーの練習や試合の日程、スイミング、塾の予定をカレンダーに書き込みます。次に塾の課題をこなすのにどれくらいの時間がかかるのかもだいたいわかるので、それも予定に書き込みます。
それ以外の時間はピアノに向かうことができる時間なので、"この日はほとんど時間がないから、他の日に多めに練習時間をとれるようにはできないだろうか?"と、1週間を先に把握することで、事前に考えて調整するようにしています。時には、スイミングは休みにしたり、サッカーのナイター練習は休んだりして調整することもあります。
平均1時間という限られた練習時間の中で、どのように4曲を練習されているのでしょうか?
できる時に集中して4曲の譜読みを早い段階で終わらせました。その後は、ステップを活用させて頂いたりしながら、先生に課題を頂き、今日はこの曲のこの部分を中心に!明日はこの曲 という風に具体的に課題を立てました。
ピティナに挑戦すると決めた時から、自分の中で全国大会まで必ず行きたいと意識していたので、予選が終わった後もずっと 時間がなくても必ず予選曲も弾き続けました。
全国大会への進出が決定した段階では、既に夏休みに入っていたので、塾の先生にもご協力頂き、夏期講習を 全国大会終了まではストップしてもらいました。
沖縄で森山 恵子先生のもとで学ばれるほか、月に1度東京の坂井 千春先生のもとに通っているというパワフルな伊波さん。移動時間にはどのようなことをしていますか?
また、ピアノがない場所でされている練習・イメージトレーニングなどがあれば教えてください。
大体の場合、日帰りで東京に通っているため、朝がとても早いので、行きの移動時間は、レッスンで集中するためにほぼほぼ寝ています(笑)。帰りは、レッスンの復習をしたり、本を読んだり、学校の課題をしたりなど自由に過ごしています。 また、ピアノがないところでは、曲の分析をしたり、指を動かさなくても、弾く音を鍵盤上で明確にイメージできるか試して、暗譜の確認をしたりしています。
連弾とソロの両立で、多くの曲を並行して練習したと思います。多くの曲を譜読みし、練習するスケ ジュールを教えてください。
ソロも連弾も、それぞれに楽しく、色々な曲を弾けることがとても嬉しかったです。課題曲を決めてから夏まで期間が長いので、常に大切に曲と向き合えるよう、他の教則本も通常通りに練習しておりました。
予選、本選、全国決勝大会、それぞれの本番直前は課題曲のみの練習に励みました。
3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | ||||||||||||||||||
第4週 | 第5週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第5週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | |
ソロ曲-バロック | 選曲 | 譜読み | 練習 | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | 予選 | ⇒ | 予選 | ⇒ | ⇒ | 全国 | ||||||||
ソロ曲-クラシック | 選曲 | 譜読み | 練習 | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | 本選 | ⇒ | ⇒ | 全国 | |||||||||
ソロ曲-ロマン | 選曲 | 譜読み | 練習 | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | 本選 | ⇒ | ⇒ | 全国 | |||||||||
ソロ曲-近現代 | 選曲 | 譜読み | 練習 | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | 予選 | ⇒ | 予選 | ⇒ | ⇒ | 全国 | ||||||||
連弾-予選曲 | 選曲 | 譜読み | 練習 | ⇒ | ⇒ | ⇒ | 予選 | ⇒ | ⇒ | 予選 | ⇒ | ⇒ | 全国 | ||||||||||
連弾-本選曲 | 選曲 | 譜読み | 練習 | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | 本選 | ⇒ | 全国 | ||||||||||
コンペティション 以外のステージ | 米国褒賞コンサート | 米国コンクール | |||||||||||||||||||||
その他(学校や 他の習い事など) | 春休みで不在 | 不在 | 学校宿泊 |
学校がある時期の1週間の練習スケジュールを教えてください。また、隙間時間をうまく使うコツなどがあれば教えてください。
平日は、習い事もあり、まとまった時間が取れないので、課題を決めて集中的に練習に取り組むようにしています。また、学校の休み時間もうまく利用して練習しています。気分転換にもなるし、学校の色々なピアノが弾けるので気にいっています。
通学時間が1hかかるので、宿題を済ませたり、英単語を覚えたりして、ピアノの練習時間を確保できるように工夫しています。
お風呂&ゲームが大好きで、毎日、時間を確保しています。ゲームをしながら、演奏について考えがふと思い浮かぶこともあります。お風呂では(自分では気づきませんが)よく歌を歌っているみたいです。
学校がある時期の1週間の練習スケジュールを教えてください。
【年間でスケジュール管理】
1日がすぐに終わってしまうので、長期的にスケジュールを考えるように心がけています。1年間のカレンダーを壁に貼って、いつ何があるかをいつも把握できるようにしています。
【隙間時間ではのんびりリフレッシュ】
僕はもともとノンビリタイプなので、隙間の時間はゆっくりして居眠りしている事が多いです。あまり上手く使えていないかもしれません。
【ふだんの生活で心掛けている事】
自宅では勉強する時間が沢山とれないので、学校の授業は集中して理解するようにして、わからない事は友達に教えてもらったりしています。また、体力をつけるために自宅から駅まで毎朝25分歩いています。体育の授業では、サッカーやバスケなどありますが、僕は上手くないのでとりあえず走りまくっています。
コンペティションの時期はスイミングとの両立も大変だったかと思いますが、コンペとスイミングを両立されている頃のスケジュールを教えてください。
効率よく練習するコツ・隙間時間の使い方などを教えてください。
効率よく練習するコツは、一週間ごとの予定、スケジュールをあらかじめ決めておいてから練習に取り組むことです。なかなかその通りには進めることはできませんが、遅れているなと感じることによって、集中して練習することができます。
ずっと練習しなければと思い続けることは大変なので、たまにはテレビをみたり体を動かしたりして、さぁやるぞ!という気持ちになるようにしてます。
お二人とも学校やお仕事などそれぞれの用事がある中、合わせの時間をつくることは難しかったのではないかと思いますが、どのようなスケジュールで練習を進められていましたか?
普段はそれぞれ学校、仕事が終わった平日夜や休日に合わせをしています。個人練習の日と合わせの日をその時の様子を見ながら練習日を決めています。先生も私たちの都合にご配慮くださり、毎回たくさんの時間とエネルギーを惜しみなく使ってご指導いただいています。
練習する曲数も多かったかと思いますが、多くの曲を譜読みし、練習するスケジュールを教えてください。
連弾の曲は、気負わず楽しく練習していました。ピアノの練習の他に学校の勉強などもあるので、なかなか長い時間はできませんが、とにかくテクニックなど基礎練習に時間を使うようにしています。
複数の曲を一気に練習する必要があるコンペティションですが、多くの曲を譜読みし、練習するスケジュールを教えてください。
譜読みから始まり予選までは、予選曲と本選曲を同時に練習していました。また、連弾でも妹と全国大会に出場することができたので、その曲や、他のコンクールの曲もあり、たくさんの曲を抱えていました。そのため、1日に数曲ずつ分けて練習し、少しずつ完成度を高めていきました。
3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | |||||||||||||||||||||
第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第5週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第5週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | |
ソロ曲-バロック | 選曲 | 譜読み | → | 練習 | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | 予選 | 予選 | 練習 | → | 全国 | |||||||
ソロ曲-クラシック | 選曲 | 譜読み | → | 練習 | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | 本選 | 練習 | → | 全国 | |||
ソロ曲-ロマン | 選曲 | 譜読み | → | 練習 | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | 本選 | 練習 | → | 全国 | |||
ソロ曲-近現代 | 選曲 | 譜読み | → | 練習 | → | → | → | → | → | → | → | → | → | → | 予選 | 予選 | 練習 | → | 全国 | |||||||
連弾課題曲 | 選曲 | 譜読み | → | 練習 | → | → | → | → | → | → | → | → | 予選 | 予選 | 練習 | → | → | 本選 | 練習 | → | 全国 | |||||
コンペティション以外のステージ | 学生音楽コンクール北海道大会受賞記念コンサート | 学生音楽コンクール選曲 | 譜読み | → | 練習 | → | → | → | → | → | → | → | → | → |
コンペの練習時、先生は「指トレ」をしたと仰っていましたが、具体的にどのような練習をしたのですか?
指トレの中の1つに 「どんな指にする?」 ということがあります。 出したい音のイメージにあわせて指を作り、弾き方を決めたりしていました。連続練習で音がどんどん変わっていくのがゲームのようで面白いです。
決勝大会の曲ではクープランが一番好きだったという石井さん。
いくつも練習した曲の中で、「この年のお気に入り」が夏の記憶と共によみがえることも、ピティナ・ピアノコンペティションの醍醐味かと思います。
この他にも想い出に残っている曲・好きだった曲などはありますか?
どの曲も大好きで大切な曲ですが、パッと思い浮かんだのは、A 2級で弾いた田中カレンさんの「きりん」です。難しい上に、ペダルまでつけて...その新たなチャレンジにわくわくしながら、住田先生と一緒に挑んでいったことを今でも鮮明に覚えています。それに加えて、本選でお辞儀をする場所を間違えたことや、当時私の背丈の半分くらいになる大きなトロフィーをいただいたこと、沢山の方々に声をかけていただいたこと。私のピティナデビューの想い出が「きりん」の中にぎゅっと詰まっています。今改めて振り返ってみると、私の視野を広げてくれた原点の曲のように感じています。
バロック | クラシック | ロマン | 近現代 | 自由 | ||
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2013年 A2級 |
トンプソン:ナイトとレディ | 外国曲:かわいいミュゼット | 平吉毅州:踊るピーナッツ | 田中カレン:きりん | この頃は,A2級に自由曲選択もありました。 | |
2014年 A1級 |
J.C.F.バッハ:スワビア風 | バスティン:冬のソナチネ 第1楽章 | G.サラジャン:かなしいうた | 金澤恭典:にじいろのうみ | パリッとカッコよく!気合いを入れて弾きました。当時はちゃんと弾けたように思っていましたが,今DVDを見返すと,小さな体いっぱいに力が入っていて,年長の私に「もう少し体をらくにして!」とアドバイスしてあげたくなりました。 | |
2015年 A1級 |
L.モーツァルト:ブレ | テュルク:ソナチネ (子どものバレー) | スペインのうた:ワニタ | 池辺晋一郎:いわし雲のうた | 音楽をつくる際イメージを広げるために,住田先生と幾度となく空を見上げて空の色や雲について話をしました。以来,気づけば空を眺めている自分がいるくらい空が大好きで,ついつい時間を忘れてしまいます。 | |
2016年 B級 |
ヘンデル:アリア | ベートーヴェン:ソナチネ へ長調 第1楽章 | チャイコフスキー:朝の祈り Op.39-1 | 渡部賢士:ピクニックへ行こう | 初めて聴いた時,美しい和音の響きに心が洗われるような気持ちになりました。自然に対して祈りをささげたくなる感覚は,この曲を通して知りました。 | |
2017年 B級 |
J.S.バッハ:メヌエット ト長調 BWV822-7 | クレメンティ:ソナチネヘ長調 Op.36-4 第1楽章 | マイカパル:こもりうた Op.28-15 | フリブレ:アンニック | この曲に出逢って,フランス音楽に興味を持つようになりました。なんとも言えないおしゃれな雰囲気がお気に入りです。 | |
2018年 D級 |
クープラン:ゆりの花ひらく | W.A.モーツァルト:ソナタ KV330 第2楽章 | グリーグ:蝶々 | シベリウス:樅の木 | 聴けば聴くほど,弾けば弾くほど,想いが深くなっていく曲でした。そして,「いつ咲くかな」と待ちこがれていた先生のお家の庭先のゆりが,本選当日に花ひらいたことも忘れられない思い出です。 |
身体が小さくて選曲に苦労されているという土田さん。身体が小さくて困ったことと、それを解決した工夫があれば教えてください。
手が小さいため、選曲には苦労しています。なるべく音を省かずに弾ける曲を選んでいるので、弾いてみたいのに諦めた曲がたくさんあります。
ピティナピアノコンペティションでは、音をあまり省かずに弾ける曲が他になく、4曲すべてがテンポの早い曲になってしまい困った事がありました。省く音を1音でも減らすために、逆の手でカバーしたり、アルペジオで弾いたり、ソステヌートペダルを使ったり、、、色々と工夫しています。
身体が小さいので、半年前まで補助ペダルを使っていました。
これまでコンペティションで選曲してきた作品と、身体の大きさに対する選曲のレベルを教えてください。
苦手部分を克服することができました!
苦手だった曲と、その苦手部分をどのような練習で克服したのか、教えてください。
いま好きな作曲家・勉強してみたい作曲家について教えてください。
ショパンのノクターンです。最初は重い音しか出せず、また、ひとつひとつのフレーズを感情をこめて歌おうとしすぎてフレーズとフレーズがきれいにつながらず、細切れの音楽になってしまい苦手意識を持っていました。でも、レッスンで関本先生が「鍵盤ばかり見ていないで目線を上にしてごらん」とおっしゃり、やってみたらフワッと空中に舞うような音色が出て、フレーズとフレーズがきれいにつながり、最後まで音楽が途切れずに自然に弾けるようになりました。鍵盤ばかりに集中せず、音が空間でどう響いているか耳を澄まして、ゆったりとした気持ちで練習するように心がけました。
実際にマスタークラスを受講してから練習の中で改善した点などを教えてください。
マスタークラスを受けて、弾けないところをどうすれば弾けるようになるのか、また自分の出したい音がどうしたら出せるのかを考える時に、頭の位置は背骨に乗せる感じでとか、足の位置を色々変えてみて、などの今まであまり意識していなかった身体の仕組みからのアドバイスを頂いて、ただ何回も練習をするだけで無くうまくいかない時は方法を変えて自分の考えられる腕の動かし方や体の位置や姿勢を変えてみるなど、そして具体的に身体の動きや音をイメージするなど色々試しながら練習をするようになりました。
黒川先生のレッスンでは歌やお話を作ってくれるそうですね。今回の作品は「風」がテーマですが、どんなふうにイメージをふくらませる練習をしましたか?
ちとし先生はどんな曲でも私にわかるようなお歌やストーリーを作って下さいます。それを元に自分でも歌ったり、楽譜に色を塗ったり、セリフや絵を書いたり...「風」の違いが出せるよう、丁寧に部分練習をしました。
アクシデントを乗り越えて金賞を勝ち取りました。
骨折によって例年より練習時間も少なくなったかと思いますが、骨折している間はどのような練習をしましたか?また、準備期間が短くなったことで今までと練習方法を変えたことなどがあれば、教えてください。
両手で弾いた時のハーモニーを想像して、メロディーを声に出して歌いながら練習したり、左手だけでも素敵な音色が奏でられるようにしました。
準備期間は短くなりましたが、焦らず丁寧に自分が目指す音を出せるような練習を心掛けました。そしてただ弾くことだけでなく、ストーリーを考えて絵を描いたり、色で表現したり、色々な方法で曲のイメージを膨らませるようにしました。
全国大会では、予選や本選と異なり4曲を並行して練習することになったかと思いますが、時間配分等で苦労した部分・工夫した部分などはありますか?
本選終了後は、予選曲を中心に練習しました。
細かい部分の注意点を忘れていたので、もう一度片手練習から始め、注意点を確認しました。
本選曲は、古典のテクニックを中心に練習しました。
全国大会では4曲を続けて演奏しなければいけないので、1日に何度かは4曲を続けて弾くという練習もしました。
決勝大会前も同様に練習しました。
決勝大会のギロックは7歳年下の妹さんを思い浮かべながら曲に歌詞をつけたそうですが、イメージを演奏に落とし込むための具体的な練習方法や意識していることなどがあれば教えてください。
ネットなどでイメージに合うような絵を見つけてコピーしたり、自分で絵を描いて色のイメージを膨らませたりストーリーを作ったりしています。またタッチの変化など、指のどこを使って弾くとか音色の変化を聴き分けられるようにしています。 あとはクラシックだけではなく、様々なリズム、メロディーの音楽を聴くようにしています。
ピアノを弾かない間にしていた練習・イメージトレーニングなどがあれば、教えてください。
指の力をつけるために壁押し、体幹を鍛えるために腹筋などをしました。イメージトレーニングは、楽譜を色分けしたり、同じ作曲者の他の曲を聴き比べたり、演奏会へ行ったりしました。
具体的にどのような練習をしましたか?
【バロック】
インベンションでは、冒頭のテーマの2小節を、ハ短調の緊張感を持った雰囲気を出すことに、特に神経を配って練習しました。Bassで音楽を支えること。左手の大切さを学びました。
【クラシック】
モーツアルトでは、極端に強弱の変化をつけないで、軽い感じを意識して練習しました。
【近・現代】
フォーレでは、たくさん先生と相談しながら、悩みながら、フォーレの曲をたくさん聴いてみて雰囲気をつかめるように努力しました。
4期の違いを意識したのはいつ頃ですか?
小学生の頃は、「近現代は自由に、バロック・古典はきちんと弾かないと」という漠然とした意識を持っていました。
開催日程 | 予選地区名 | 学年 | 級 | 申込番号 | 成績 | 角野さんの決勝での演奏曲 | その年の 特級グランプリ |
グランプリ演奏協奏曲 |
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1999/07/18 | 八千代 | 幼小 | A3級 | 12231 | 演奏検定 | 海野(関) 春絵 | リスト/ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 第1楽章 | |
2000/07/16 | 八千代 | 幼中 | A2級 | 27625 | 決勝進出 | バスティン/「小組曲」よりメヌエット グルリット/勇気のある人 |
佐多真由子 | モーツァルト/ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 KV.595 |
2001/07/15 | 八千代 | 幼長 | A1級 | 16269 | 決勝進出 | ビール/ソナチネ Op.57-1 マイカパル/おとぎばなし V.ドヴヂェンコ/かっこう |
佐藤展子 | シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 |
2002/05/18 | 東京 | 小1 | B級 | 21999 | 銀賞 | ディアベリ/ソナチネ Op.168-1 第1楽章 ギロック/カプリッチエット 湯山昭/水たまりにうつった世界 |
田村響 | ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 |
2002/07/13 | 船橋 | 小1 | 連弾初級A | 38647 | 本選進出 | |||
2003/05/25 | 葛飾 | 小2 | C級 | 32109 | 銀賞 | J.S.バッハ/フランス組曲 No.6 ポロネーズ F.クーラウ/ソナチネ Op.55-6 第2楽章 ショパン/マズルカ Op.7 No.1 ギロック/中国人の行列、はちどり |
関本昌平 | チャイコフスキー/ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 |
2004/06/12 | 船橋前期 | 小3 | D級 | 49041 | 銀賞 | J.S.バッハ/フランス組曲 No.2 より アルマンド ハイドン/ソナタ Hob.??/23 第1楽章 ショパン/ワルツ Op.34-3 ドビュッシー/ゴリヴォーグのケークウォーク |
後藤正孝 | チャイコフスキー/ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 |
2005/03/18 | Jr.G級一次 | 小4 | Jr.G級 | 900001 | 金賞 | ハイドン/ピアノ・ソナタ 第43番(旧35番) ショパン/スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20 ドビュッシー/「子供の領分」より グラドゥス・アド・パルナッスム博士、雪は踊っている |
金子一朗 | ラヴェル/協奏曲 ト長調 |
2011/07/02 | G級一次4 | 高1 | G級 | 5006286 | 本選進出 | 阪田知樹 | リスト/ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 第1楽章 | |
2015/07/25 | 2台ピアノ(大阪) | 大2 | コンチェルトB | 5023633 | 決勝進出 | ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 第1楽章 | 篠永紗也子 | ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第1番 |
2018/07/03 | 特級一次3 | 院1 | 特級 | 5102143 | グランプリ | ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 | 角野隼斗 | ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 |
このなかで思い出に残っている曲はありますか?
- ギロックの「中国人の行列」はよく覚えています。オリエンタルな旋法感があり、これまでにない和声感があって新鮮だった記憶があります。
- 「はちどり」は瞬発力が必要になる曲で、リズム感を身につけるのに役に立ちました。ルーツの一つだと思います。
- ショパンのスケルツォ一番は、初めて挑戦した大曲です。
中学受験に入る直前期、小学生で学んだことの集大成として挑みました。速いパッセージと、対する中間部の対照的なゆったりとした流れなど、さまざまな要素が合わさった作品です。小学校時代に弾いた曲の中では、いまでもレパートリーになっている唯一の曲です。
小学生の頃よりは身体が成長したので、無駄な力を籠めず、重力で弾けるようになりました。低音部のフォルテシモも、豊かに出せるようになったと思います。当時は3拍子をしっかり感じられておらず、1小節をひとまとまりに感じていたのですが、速さのなかにも拍子感を感じられるようになった点に成長を感じます。
特級で印象に残っている曲を教えてください。
コンチェルトはもちろんですが、ムジカ・ナラが印象的です。
本番で、普段の練習以上に楽しんで演奏できました。
コンペの練習中にはレッスン内容を楽譜に書き込んだり、舞曲のリズムを知るために一緒に踊るなど、友理さんと二人三脚で ピアノに向き合っていらっしゃいました。友理さんのピアノを見る際、意識していることなどがあれば教えてください。
どの曲も巡り合えた曲には真摯に向き合って、大好きになってほしいと常々思っています。指を動かしているだけの練習やお気に入りの曲ばかりにかたよった練習にならないよう、各曲の素晴らしさを伝えるよう努めています。
ピアノを始めてから2年、コンペへの参加を決意されたきっかけを教えてください。
ピアノを習い始めて2年目となり、毎週普通にレッスンを受けるだけではなく、何か目標に向かって頑張り、本人の自信に繋げてほしいと思う様になりました。
ピティナ・ピアノコンペティションは初めて挑戦するコンクールにはレベルが高過ぎるのではないかと思いましたが、"コンペはたくさんの事が学べる"等、小川先生からたくさんのアドバイス頂きましたので、挑戦しようと決意しました。
3年連続の金賞受賞となった長谷川さん。ピティナ参加にあたってプレッシャーを感じることがあったとのことでした。 ピアノをやっている中で、楽しいことばかりではなくつらいこともあることかと思います。それでもピアノを続けている一番の理由・今回もピティナへの参加を決めた一番の理由はなんですか?
練習が辛くて何度も心が折れてしまいそうな時もありますが、僕がピアノを弾いていて一番幸せに感じる瞬間はステージで演奏している時です。上手く弾けた時の嬉しさ、思うように弾けず失敗した時の悔しさ、色々な感情を感じさせ、成長させてくれるステージが大好きだからです。 ピティナのコンペへは自分のモチベーションを高める為に参加しています。今回もどこまで頑張れるか挑戦してみたいという思いで参加を決意しました。
迷いもありつつ参加した今回のコンペティションを経た、今の感想をお聞かせください。
飛び級ということで、色々な面でプレッシャーや苦労もありましたが、挑戦すると決めた以上は結果より今自分にできる最大限の事をやろうと思いました。僕はコンペティションは自分を成長させてくれる最高の場だと思っています。今回も自分に足りない物、これからやるべき課題を発見させてくれました。そういう意味でも参加して良かったです。
双子の結菜さんと2年連続のご受賞、おめでとうございます!ソロでありながら、ご姉妹二人三脚で頑張っていらっしゃる様子が印象的です。一緒に切磋琢磨するご姉妹がいたからこそ乗り越えられたことはありますか?
私たちは性格が全く違うのでバランスが取れ、お互いの気持ちがわかるのでいつも寄り添ってきました。 同じ曲を練習中の時は2人で一緒に調べたり話し合ったり、違う曲を練習中の時はお互い聴きあって毎日ミニミニ発表会をしています。 コンペの期間も、うまく弾けない時や腕の痛みが辛く泣いてばかりの時期もありましたが、いつもすぐ側に同じ気持ちの結菜がいてくれるので乗り越えられました。
コンペに参加することになったきっかけを教えてください。
姉がコンクールに参加しているのを見て、僕もみんなの前で演奏したいと思ったのがきっかけです。
1年生の時に参加したいと思ったのですが、まだピアノを始めたばかりだったので、もう少し力をつけて2年生で挑戦することに決めていました。
コンクールの為に我慢することが沢山あったし、練習はとても細かいし、覚悟していたよりずっと大変でしたが、次のレッスンまでに上手くならなくちゃ!と、陽子先生とのレッスンを楽しみに毎日頑張ってきました。
現在、森山恵子先生と坂井千春先生というお二人の先生方に師事している伊波さんですが、複数の先生のもとで学ばれているからこそ成長したと感じる点があれば教えてください。
様々な視点からご指導いただけることで、弾き方や音色が違い、迷うこともありますが、いろいろな方法を試すことで、その分曲に対する理解が深まっていると感じます。
参加してみていかがでしたか?楽しかったこと、辛かったことなど...感想をお聞かせ下さい。
舞台に立つドキドキ感・達成感を沢山経験する事が出来、少しずつ成長する事が出来ました。
同じ曲目を約半年毎日弾き続ける事が初めてでしたので、途中挫けそうになる事もありましたが、予選・本選を通過していく喜びは何ものにも代えがたいものでした。
楽しかった事は、毎回のレッスンです。
刺激的で充実したレッスン内容で、様々な角度から新たに教えて頂ける事が毎回とても楽しみでした。
初めてのコンペで右も左もわからなく進んで参りましたが、経験豊富な小川先生が常に寄り添い、温かく見守って下さり、一緒に進んでいただきました事に深く感謝申し上げます。
オーケストラとも共演経験がある河浪さんですが、オーケストラと共演した時の感想を教えてください。また、オーケストラと共演してみて改めて気づいたソロの魅力や、ソロにはないコンチェルトの魅力などを聞かせてください!
初めてのオーケストラとの共演はとっても楽しくてワクワクして気持ちが良かったです! オーケストラの皆さんと指揮者の方と僕のピアノを合わせた時の一体感と迫力はソロでは味わえない魅力です。 しかしオーケストラとの共演では、演奏中タイミングを合わせることにも神経を使います。ソロは1人で弾くので自分の演奏だけに集中できるのがいい点です。また「ピアノは1台でオーケストラ」と言われています。1台でもさまざまな色を表現できるのがソロピアノの魅力だと思います。
今後挑戦したいアンサンブルの形態などがあれば教えてください。
僕は前回のオーケストラとの共演では古典派の曲を演奏しました。実はまた共演できる機会をいただいていて、次はバロック時代の曲を弾く予定にしてます。バロックや古典のコンチェルトは美しくて大好きなのですが、もう少し進んだ時代の曲だと金管・打楽器などの楽器もオーケストラの中に加わり、さらにスケールが大きくなります。沢山の楽器と一緒に奏でる壮大なイメージのピアノコンチェルトにもいつかは挑戦してみたいです。