2.共演者プロフィール

 野口千代光 Chiyoko Noguchi(ヴァイオリン)
野口千代光
東京藝術大学を経てジュリアード音楽院に入学。ジュリアード・コンチェルトコンペティションに優勝し、リンカーンセンター・アリス・タリー・ホールにてコンチェルトデビューを果たす。ジュリアード音楽院卒業に先立ちアーティスト・インターナショナルオーデションに優勝、ヤングアーティスト・デビュー賞を受賞。カーネギー・ワイルホールにおいてニューヨークリサイタルデビュー。ジュリアード音楽院卒業後、東京藝術大学を首席で卒業。フォーバルスカラシップ・ストラディバリウスコンクール入賞。ヴィニアフスキ国際ヴァイオリンコンクール特別賞を受賞。東京都交響楽団ほか国内外のオーケストラとソリストとして共演。
現在、アンサンブル・コルディエ(旧東京ゾリステン)コンサートミストレス、紀尾井シンフォニエッタ東京メンバー。また在京オーケストラのゲストコンサートミストレスとしてしばしば招かれ活動しているほか、アンサンブル・ノマド、アンサンブルコンテンポラリーαのメンバーとしてこれまで内外作品の初演を多数手がけている。バロックから現代音楽までの幅広いレパートリーで、ソロ、室内楽、オーケストラの様々な音楽シーンで精力的な演奏活動を展開している。2002年11月にはビクターエンターテインメントからCDアルバムをリリース。2003年9月に東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズ「B→C」に出演し好評を博した。現在桐朋学園芸術短期大学准教授。
 上森祥平 Shohei Uwamori(チェロ)
上森祥平
東京藝術大学在学中に日本音楽コンクール第1位、及び「松下賞」受賞。各地で開催されたデビューリサイタルでは、その高い表現力や表情豊かな包容力が誌上で高く評価された。1999、2000年宮崎国際室内楽音楽祭でアイザック・スターン、エマニュエル・アックス、ジュリアード・クァルテットの各氏に師事。この模様はNHK総合、BS他で放送された。東京藝術大学にてヨーヨー・マ氏のマスタークラスを受講。2001年ベルリン芸術大学留学。2004年J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲連続演奏会で成功を収め、誌上で絶賛される。パブロ・カザルス国際チェロコンクール、エマニュエル・フォイアマン・グランプリ、セミファイナリスト。欧州各地で演奏活動の後、2005年ドイツ国歌演奏資格を取得し、ベルリン藝術大学を卒業。帰国後はソロ・室内楽・主要オーケストラ客演首席等で活躍するほか、東京藝術大学で後進の育成に力を注ぐ。特にドイツ三大Bチェロ作品全曲リサイタルシリーズでは、ベートーヴェン(2005年)、ブラームス(2006年)のソナタを一夜で演奏、好評を博す。2008年「熱狂の日」音楽祭、「東京オペラの森」音楽祭、NHK-FM名曲リサイタル出演。全国各地でバッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開催。小林研一郎氏指揮・藝大フィルハーモニア、下野竜也氏指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京シティ・フィル、京都市交響楽団と共演。ヴォルフガング・ベッチャー、河野文昭、山崎伸子の各氏に師事。京都市藝術文化特別奨励者。