- 1. 藤本 遥
- A1級[金賞]
- スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.35
- とても緊張しましたが、楽しく弾けました。少しミスはしましたが、リハーサルの時のように歌えて弾けたので良かったです。
2016年3月21日(月・祝)に第39回ピティナ・ピアノコンペティション入賞者記念コンサートが第一生命ホール(勝どき)にて開催されまし た。昨夏のピティナ・ピアノコンペティションにおいて、優秀な成績をおさめられた入賞者31組37名が、コンクールの締めくくりにふさわしい熱演 を披露しました。また、第1部には3月13日(日)に本選が行われた第20回日本モーツァルト音楽コンクールの成績優秀者5組も出演し、優雅な モーツァルトの音色を奏でました。
第1部のラストには特級グランプリ・篠永 紗也子さんが登場。プロの弦楽奏者3名とモーツァルトのピアノ四重奏曲を演奏され、会場には弦とピアノ の音色が美しく響き渡りました。また今年は連弾や2組の兄弟姉妹による2台ピアノの演奏もあり、多彩な音楽に触れられる一日となりました。出演者 1人1人の想いのこもった演奏に会場からは温かな拍手が送られました。
また、当日の来場者には出演者・指導者へのインタビューをまとめたミニ冊子が配布されました。同内容をこちらからダウンロード頂けます。2016 年度のコンペティション開幕まであと少し、参加者、指導者の皆さまのモチベーションを高める一助となればと思います。
第1部
- 2. 平岡 里彩
- A1級[金賞]
- 湯山 昭:バウムクーヘン
- ちょっと緊張しました。でも、いつも通りに弾くことができたので、安心しました。
- 3.岨 杏咲奈
- B級[金賞]
- クログルスキ:ショパン風マズルカ
モンサルヴァーチェ:イヴェットのためのソナチネ 第3楽章 - 演奏出来ることをわくわくしていたので、楽しく気持ちよく演奏することが出来ました。ホールも気持ちよく響いて良かったです。
- 4.庄司 大和
- B級[金賞]
- ショパン:ワルツ 第11番 変ト長調 Op.70-1
- リハーサルの時は、急いでいて上手く弾けなかったのですが、本番では落ち着いて演奏できました。コンペの時よりも緊張しないで気持ちよく弾けました。
- 5.萩原 壮樹
- C級[金賞]
- モーツァルト:ピアノ・ソナタ K.576 第3楽章
- 晴れ舞台で演奏することが出来て嬉しかったです。ホールの良い響きの中で、のびのびと演奏することが出来ました。またこの舞台で演奏したいです。
- 6.安井 七海
- C級[金賞]
- ショパン:変奏曲 イ長調 「パガニーニの思い出」
- 好きな曲を、良い響きのホールで演奏できて良かったです。今までお世話になった方たちに感謝の気持ちを伝える演奏ができたと思います。
- 11.見渡 風雅
- モーツァルト音楽コンクール最優秀者
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216 第1楽章
- 良いホールで、気持ちよく演奏することができました。ピアノの方も私に合わせてくださり、緊張せずに演奏できました。
- 12.相武 擢斗&岨 杏咲奈
- 連弾初級[金賞]
- P.ストヤノフ:組曲「太陽の光」より 8.歌、9.ゲーム
- 擢斗さん:緊張したけど一生懸命弾けました。楽しんで弾いたので、お客さんも楽しんで聴いてほしいと思って演奏しました。
杏咲奈さん:緊張したけど、2人で息を合わせて演奏をしました。聴いてくれる人にわくわくしてもらいたいという思いで演奏しました。
- 13.原田 明里&原田 千聡
- 連弾中級A[金賞]
- リゲティ:「5つの小品」よりソナチネ
- 明里さん:貴重な舞台で演奏出来て、私たちの演奏を聴いて頂けることに感謝をして演奏をしました。満足のいく演奏が出来ました!
千聡さん:夏のコンクールでお世話になった先生や、家族に感謝をして演奏しました。ホールがとても素敵な響きだったので、気持ち良く演奏が出来ました。
- 14.梅本 瑠音&原田 真衣
- 連弾中級B[金賞]
- バーンスタイン:キャンディード序曲
- 瑠音さん:練習のときはぶつかることやうまくいかないことも多かったです。けれど、今日は楽しく弾くことができたので良かったです。
真衣さん:ミスはありましたが、堂々と、2人で一番満足できる演奏ができたと思います。親戚、先生、友達......見に来てくださった方に感謝しています。
- 15.西 優香子&齊藤 優奈
- 連弾上級[金賞]
- リムスキー・コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34 より 第4番 情景とジプシーの歌、第5番 アストゥリアのファンタンゴ
- 優奈さん:いつも通りに弾くことはできませんでしたが、このホールで演奏することができて本当に良かったです。
優香子さん:このような素晴らしいホールで演奏するのは初めてでした。いつも通りには弾けませんでしたが、2人で一緒に演奏することができて良かったです。
- 16.渡辺 康太郎
- D級[銀賞]
- ラヴェル:ソナチネ 第2、3楽章
- 気持ち良く演奏することが出来ました。ラヴェルはとても繊細な人だったので、スイスの時計職人のイメージで演奏をしました。2楽章は時計の長い針のイメージで演奏し、3楽章はラヴェルのスピード狂だった面を意識してスピード感を大切にして演奏をしました。本番は細かいことは考えず、「いくぞ!」という気持ちで臨みました。
- 17.鉄村 杏樹
- E級[銀賞]
- スクリャービン:2つの詩曲 Op.32
- とても良いホールで演奏が出来て嬉しかったです。リハーサルの時にホールの響きも良く、弾きやすいと感じたので、本番は「楽しく弾こう」という気持ちで臨み、楽しく演奏出来ました。また、スクリャービンの和声を普段よりも感じることが出来、いつもより上手く演奏することが出来たと思います。
- 18.亀井 聖矢
- F級[銀賞]
- リスト:超絶技巧練習曲 第8番 ハ短調 「狩」 S.139-8
- ミスはありましたが、気持ちよく演奏できました。型にはまった演奏ではなく、激しさと優雅さというギャップを表現することができました。
- 19.土屋 絵葉
- グランミューズG級[金賞]
- バーバー:ピアノ・ソナタOp.26 より 第1、4楽章
- 今回の曲は、現代的な和声の曲を幅広い年齢の方に楽しんでもらいたいと思って選びました。本番では「音楽の新しい場所を共有したい」という思いで演奏しました。これから更に「こういう曲も楽しいな」と思ってもらえるような演奏、曲の世界を作り上げられるような演奏を目指して努力していきたいと思います。
- 20.篠永 紗也子
- 特級[グランプリ]
- モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番ト短調 K.478 第1楽章
- 室内楽はほぼ初めてでした。今日は弦との対話を楽しみながら演奏することを意識しました。舞台に出ると、コンペの時とはまた違う緊張感がありましたが、弦の皆さんと一つの音楽を作り上げる喜びを感じながら演奏できたと思います。また、合奏はソロの演奏にもつながります。このような経験をさせてくださったことに感謝し、今後の自分の演奏に活かしていきたいと思います。
第2部
- 1.赤松 舞音
- A1級[金賞]
- ショパン:ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1
- すごく集中して演奏しました。大きいホールの中で音がよく響いて、自分にライトが当たっている感じがとても気持ちよかったです。
- 2.石井 佐和子
- A1級[金賞]
- リャードフ:音楽の玉手箱(オルゴール) Op.32
- 聴いてくれる方みんなに宝物が届くように頑張って演奏しました。緊張することなく楽しく演奏することが出来ました。
- 3.飯田 光
- B級[金賞]
- グリーグ:アリエッタ
グリーグ:小妖精 - お客さんに曲のイメージを伝えることを意識して演奏しました。緊張しましたが、練習の成果を出すことができたと思います。ホールの音がよく響いて、弾きやすかったです。
- 4.野村 友里愛
- B級[金賞]
- シューマン:子供の情景 Op.15より 見知らぬ国
ショパン:ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3 - 今日のステージでは、楽しく演奏ができました。緊張せず、自分の表現ができたと思います。
- 5.田村 結羽
- B級[金賞]
- ドビュッシー:人形へのセレナード
- この曲は何回かステージで弾いたことがあったので、今回はあまり緊張しませんでした。曲の空気感とかいろいろなイメージを大事にして演奏しました。
- 7.渡邉 奏
- C級[金賞]
- プロコフィエフ:「束の間の幻影」Op.22より 第1、4、5、11番
- やり切った!と思えるような演奏ができました。あまり緊張しないで思い切って弾きました。また同じ舞台に出られることが嬉しくてたくさん練習したので、その成果が出て良かったです。
- 8.太田 かのん
- D級[金賞]
- ショパン:ドイツ民謡「スイス少年」による変奏曲 ホ長調 遺作
- 今日のステージでは楽しく演奏することができました。コンクールのように緊張することなく、思い切り弾けたので、いつもより上手く弾けたと思います。
- 9.竹山 英里奈
- E級[金賞]
- リスト:巡礼の年 第3年より 「エステ荘の噴水」
- 素晴らしいホールで気持ちよく演奏出来たら良いな、という思いで舞台に立ちました。ホールの響きがとても良く、演奏中もキラキラした噴水の情景を思い浮かべて、気持ち良く演奏することが出来ました。
- 10.桂田 康紀
- F級[金賞]
- フォーレ:夜想曲 第5番 Op.37
- 練習通りにいかないこともありましたが、それも楽しさなのかなと思います。フォーレの曲は今回初めて選びましたが、本番では流れを大切にしながら思い切り弾けました。このような大きな舞台で演奏できたことは、僕にとってとても良い経験になりました。
- 11.福田 孝樹&福田 瑞貴
- 2台ピアノ初級[金賞]
- O.ピント:Run, Run!、Ring Around the Rosy! March, Little Soldier!
- とても楽しかったです。今まで応援してくれた方々へ、感謝の気持ちを込めて演奏しました。リハーサルの時にセカンドのピアノが響きづらいと感じたので、本番ではお互いに音を聴き合いながら調整しました。いつも通りリラックスして演奏することが出来ました。
- 12.古内 里英&古内 真衣
- 2台ピアノ中級[金賞]
- モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 第3楽章
- 真衣さん:ホールの響きがとても良かったです。音が飛び跳ねている感じがして、楽しく演奏することができました。
里英さん:自分で弾いていても感動しました。このホールで演奏することができて良かったです。
- 13.太田 糸音
- G級[銀賞]
- ショパン:バラード 第4番 へ短調 Op.52
- 昨年も同じ舞台に立って演奏をしましたが、今日までの一年間の様々な思い出が演奏中に蘇ってきました。この一年で環境の変化もあったり、良い思い出ばかりとは限りませんが、沢山の出会いやお客さんとの会う機会などがあり、その1日1日の出来事が今に繋がっているのだという不思議な感覚になりました。また、先生のお言葉が頭の中に響いてきました。
これまでにあまり取り組まなかったChopinを演奏しましたが、Chopinの繊細さと男らしさを表現しようと思いました。
まだもっと表現を出来るとは思いますが、一年前に比べたら出来るようになったと思います。
- 14.沢田 蒼梧
- G級[金賞]
- スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第5番 Op.53
- 気持ちが先走った感じもしますが、弾き切りました。悔いが残らないように「これなら」と思えるよう準備をして本番へ臨みました。演奏中のことは覚えていなくて、いつの間にか終わったくらい、演奏に没頭をしていました。高校最後のピティナ、やりきりました!
- 15.小塩 真愛
- 特級[銀賞]
- バラキレフ:イスラメイ
- ダンスを踊っているような、華やかなノリの良さを感じて、楽しく演奏したいという気持ちで臨みました。また、ひとつひとつの音がクリアーに聴こえる海外のホールに比べて、日本のホールは良く響くので、ペダルをきちんと変えて細かい音も聴くようにしました。聴いて下さる方が「圧倒」される演奏をしたいと思っていましたが、弾くことに一生懸命になってしまったかもしれません。なので、もう一度弾きたいです!
- 16.篠永 紗也子
- 特級[グランプリ]
-
ショパン:マズルカ 第36番 イ短調 Op.59-1
ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」 - 思い出のあるこの第一生命ホールで弾けたことが本当に嬉しいです。そして他の出演者の方の演奏に、すごく励まされました。今日の演奏のためにショパンの楽譜を読み込む中で、その奥深さにどんどん惹かれ、もっとその世界を知りたくなりました。今日は正直、自分の中で課題と反省が残る演奏となりました。より多彩な音を出せるように今後も勉強していきたいと思っています。
※6番 中瀬 智哉さんは体調不良のため欠席です