嗜好の合うペアとお互い好きな邦人作品で
連弾中級
横井舞菜さん
★演奏曲目★
青木 進:SEPTEMBER ILLUSION
◆どのようにしてピアノを始められたのですか?
兄の音楽教室のレッスンについていくうちに、「私もピアノを弾きたい!」って思うようになったので、2歳からヤマハに通い始めました。
◆お兄さんの影響があったのですね。それでは横井さんがピティナ・ピアノコンペティションに出場されるようになった理由を教えてください。
ヤマハの教室にコンペの結果が貼られていたのを見て、興味がわいていた時に先生にもすすめられ、受けてみようと思いました。初めてA1級を受けたときから、今まで毎年出場しています。
◆横井さんは連弾にも、5年間続けて挑戦されていますね。
はい。連弾は、ペアのももちゃん(※石井もも さん)に誘われて受けてみたのがきっかけでした。それから毎年、ももちゃんとのペアで挑戦してきています。お互いの家が遠いので大変ですが、普段の練習はももちゃんのお家で練習していますね。
◆始めた時からずっと同じペアなのですね。2013年度の課題曲は、やはり石井さんと一緒に選ばれて?
予選曲は、ピティナの課題曲CDやYoutubeで音源を聴いてから、先生とももちゃんと、3人で話し合ったところ、みんなの意見が一致した結果、「篠原真/山のざわめき」になりました。本選曲は、「いいな」って思った曲が2つあったので、どちらも弾いてみたところ「シューベルト/4つのポロネーズ Op.75より第4番」が自分たちに合っていて、これに決めました。いつも課題曲はすんなり決まっています!
◆連弾となりますと、課題曲選びの話し合いがポイントとなってきますよね。意見が一致すると、ペアも長続きしそうです。では、予選通過後、どのような練習をされましたか?
予選通過後は、ポロネーズにおいて、リズムの練習をたくさんしました。そして本選会場に向けて、家のピアノだけでなく、ヤマハのレンタルルームを借りて練習することもありました。
◆やはり響きが変わってくるので、広めのお部屋で練習することも大切ですね。さらに本選通過後、決勝に向けてはいかがでしたでしょうか。
決勝では2曲弾かなければならなかったので、2曲の音色、そして雰囲気を切り替える練習を、重点的にしました。最初は息が合わないこともあったけれど、ももちゃんのお家に泊まり込みで練習する機会もあって、だんだん合ってくるようになりました。
◆お互いの息を合わせるためには、長く一緒にいることが秘訣かもしれませんね。決勝大会では初めての金賞ご獲得、おめでとうございました!
ありがとうございます。今年は、練習通りに落ち着いて弾くことができて、まわりからも「よく響いてたよ」って褒めてもらっていたんです。私の中でも、今までで一番良い演奏ができたと思っていたので、入賞結果を知ったとき、とても嬉しかったです!
◆2人で何年も力を合わせて頑張った分、その喜びも大きかったことと思います。さて、3月の入賞者記念コンサートの曲目では、どのようにして決められたのでしょうか。
私とももちゃんは、2人とも邦人作品が好きなんです。入賞者記念コンサートでも邦人作品の曲を探していたところ、先生から「青木進/SEPTEMBER ILLUSION」を勧めていただきました。練習してみると、聴いていた時よりも難しくて大変なんですけれど、一定のリズムの中に和音の動きがあり、気持ちよくのれる楽しい曲だと思います。
◆練習頑張ってくださいね! では、入賞者記念コンサートへの意気込みをお聞かせください。
金賞をいただくまでにお世話になった人や、演奏曲の作曲家でいらっしゃる青木先生に感謝の気持ちを込めて、私たちらしい演奏ができるように頑張ります。
◆素敵な意気込みをありがとうございました。最後に、次の目標に向けての抱負をお願いします。
これからも、お互いソロで自分たちの音楽性を磨きながら、また連弾にも生かしていけるように、頑張っていきます!
(取材日:2013/12/12)