2018年8月18日（土）、ヤマハホール（東京・銀座）にて第42回ピティナ・ピアノコンペティンションA2級入賞者記念コンサートが開催されました。今年度の地区予選参加者はA2級でのべ2,353名にのぼり、その中から全国の地区本選にて入賞を果たした63名が憧れのステージに立ち、多彩なプログラムを披露しました。年上のお兄さん・お姉さんにも引けを取らない音楽的な演奏に、会場からは惜しみない拍手が送られました。

今回は2017年度特級グランプリの片山柊さんと、音楽ワークショップ・アーティスト　おとみっく（桜井しおりさん・坂本夏樹さん）がゲストとして登場。
ゲストステージの前半では、片山さんの演奏とトークに耳を傾けました。まずは「ドビュッシー／喜びの島」を客席で鑑賞。次には舞台に上がって、目の前で人気の高かった課題曲2曲（「シュミット／雨あがり」、「春乃 うらら／にじいろのおくりもの」）を聴きました。
演奏に夢中の子どもたちからは、「やさしい音色で素敵だった」などの感想が次々と飛び出しました。

後半では、おとみっくによるワークショップに参加。
ワルツのリズムに合わせて踊ったり、課題曲に対旋律をつけて歌ったりして、普段練習している曲に新しい視点で向き合いました。
最後には、参加者の皆さんの歌や踊りに片山さんの華やかな変奏も加えて、皆で「ショパン／ワルツ　Op.18」から「メトードローズ／お山の大将」へとつながるメドレーを作り上げました。

また、昨年大好評だった「特級グランプリへの質問コーナー」を今年も継続。
「小さい頃は1日何時間くらい練習していたのですか？」「好きな作曲家は誰ですか？」などの質問に片山さんが優しく答えてくれました。
憧れのグランプリとお話しできるということで、足を運ぶ人が途切れませんでした。

会場ロビーに設置していた「おてがみ」ポストには、出演者のご家族や先生からのお祝いの言葉、出演者同士のメッセージ、ゲストへのお礼のお手紙がたくさん投函されました。

この夏にコンペティションを通じて得た経験を糧として、皆さんがますます大きく成長していくことを願っています。

• 第１部
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