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数学教師である金子一朗先生は、"「円」って何で名前がついているの?"と身近な形のお話から、ばらばらのものにルールを作り、組み合わせて複雑なものを作る点から数学と音楽との共通点を語り、ドビュッシーの音楽で色を添えた。 |
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広瀬美紀子先生は、自ら採譜した日本の『砂の器』と、地球の裏側のアルゼンチンのピアソラのプログラムに、金子みすずの詩のメッセージを込め、"音楽も人間も、みんな違って当たり前"と語りかけた。
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村井頌子先生は「国と時代が違うと音楽も違う」と、バロック音楽の基礎となったダンスのステップで実演。「ただ3拍子と言っても、同じ長さ、音量で並べるのではなく、伸び上がったり飛んだりする拍があります。」 |
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中井正子先生はドビュッシーの「喜びの島」を、まずいくつかに分けて演奏しながら「喜びの島が見えたぞ!」とストーリーと音楽の流れを解説。それから1曲通して演奏すると、今聞いた光景が目の前に浮かぶ。 |
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今井顕先生が掲げたテーマは"言葉"。「ベートーヴェンやモーツァルトの作品をきちんと伝えるには、日本語ではなくドイツ語のアクセントで弾きましょう。」と、スラーと喋りの強弱を分かりやすく実演した。 |
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8日最後の演奏となったのは川井綾子先生。"月の光"を題材にした3曲を取り上げ、"月"の静寂、逆に激しさも秘めた妖しい魔力...と、"月"の見せる様々な表情を音に描き出す。「どんな月が似合いますか?」 |