古海行子さん、黒木雪音さんへ!
今年第7回を迎えた福田靖子賞選考会。書類選考で選ばれた9名の若手ピアニスト(2015年4月1日時点で17歳以下)が、8月25日・26日に公開レッスン審査(会場:桐朋学園大学調布キャンパス1号館)、8月28日に最終審査会(会場:台東区生涯学習センターミレニアムホール)に臨みました。
その結果、古海行子さん、黒木雪音さんの2名が福田靖子賞、続く3位に三上結衣さん、4位 に沢田蒼梧さんが輝きました。
Op.2ながらすでにプロコフィエフの未来が見える曲。太田さんの堂々としたダイナミックな演奏に、さらに作曲家らしさを強調するため、「もっとソ連風に、スターリンのように!」とルーイン先生はイメージを膨らませる言葉をかけ、太田さんの音もどんどん変わっていきます。第2番は「どんな曲だと思いますか?」と先生の問いかけに、「冷たい吹雪が段々激しくなり、次第に自分に降りかかってくる感じ」と自分の意思を伝える太田さん。ではどうすればそう聞こえるのか、一つ一つの音符よりもフレーズの形が見えるようにとのアドバイスに、次第に恐ろしい情景が目の前に立ち現れてきます。ルーイン先生は常に「なぜそのような表現になるのか、あなたはどう解釈したのか」を生徒に問いかけ、それを聴き手に分かりやすく伝えることを教えていました。
黒木さんの確かな打鍵と力強い演奏に「この曲を選んだこと、弾き通したことをまず讃えたいと思います。ではなぜこれを選び、楽譜から何を見出しましたか?」と問いかけながら、本人が好きな第5番『狩』から指導が始まりました。この曲は拍を正確に刻みテンポを保ちながら、感情を一切入れずに弾くこと、音楽的に弾こうとしてフレーズの形を創らないこと、また左手の連打が大きく鳴りすぎると周りの音が聞こえず、またハーモニーのバランスも崩れるので気をつけることなどがアドバイスされました。打楽器的な作品ながら、ピアノをどう震動させて響かせるか、オーケストラのどの楽器に当たるのかを考えることなど、どの曲にも共通するポイントを教えて下さいました。
ベートーヴェンの心情に寄り添う沢田さんの演奏に、イラチェク先生はさらに細かい楽譜の読み込みを通して曲の真髄に迫っていきます。第1楽章冒頭の3音はLebewohlというドイツ語のイントネーションやアクセント等、言葉と音の関係を考えて弾くこと。また第2楽章冒頭はペダル無しの方が孤独感や悲しみが強調されること、スフォルツァンドは全体でなく上声部だけなのでそこに光が当たっているような効果を出すこと、第3楽章は舞踏のようなエレガントなスイング感を伴って、また最後はffと書いてないので(ウィーンでffは重々しくという意味)もっと幸福感に包まれて終わるように。このような細部を意識することによって、音の密度が高くなり、楽曲により肉迫できるとのアドバイスでした。※クレシェンドの扱いは別項へ
イラチェク先生は田中さんの情熱的な演奏を讃えつつ、過熱しすぎないように、音の層をより繊細に聞き分けながら弾くようにアドバイスされました。pとppの間には細かい層があるが、fとffが限定的になる傾向がある・・・そこでイラチェク先生が提案したのは、一つの和音を15回続けて弾き、毎回違う表現を試みること。様々な色彩、音質、音色を自分で探ってみると、自ずと音に対する感覚が研ぎ澄まされてきます。田中さんもその15回の後には、音やタッチに対する繊細さが生まれていました。また音楽の全体像をつかむため、まず全楽章を通して頂点がどこかを見極めること。鍵盤に触れないで楽譜全体を見ることも大事と述べられました。
この曲はアンダンテではあるが2/2なので2拍子で捉えること、ロマン派的な感情表現でなく響きやハーモニーの中にある感情を見出すこと、調性の変化に伴う感情の変化、音と音の間にある緊張感を感じながら繋げること、フレーズがどこへ向かい、緊張が解放されるのはどこか等、大きな流れを見ることをアドバイスされました。またスフォルツァンドやスビトピアノなどの極端なコントラストに現れるベートーヴェンのユーモアにも注目。「どんな音にしたいかまずイメージして下さい。目を閉じて音をよく聞いて」と言うと、長澤さんの心のこもった温かみと深みある音が出てきたのが印象的でした。
気迫のこもった演奏の平間さん。ルーイン先生は大きく曲の特徴を捉えるために、音の質やフレーズの形を考えること等、どの曲にも共通することをアドバイスされました。例えば『ゴンドラを漕ぐ女』は左のメロディをきちんとフレージングすることによって曲の特徴を際立たたせるように、『カンツォーネ』はメロディと伴奏(ほぼpやpp)の違いや、十六分音符と三十二分音符のリズムの違いなどの細かい部分にも配慮すること、また『タランテラ』はより狂気性を強調し、かみつくような音質で小さい毒グモが何やら蠢いて気味悪い感じを出すように。楽譜を精密に読み込むことで、表現の彫りを深めていくレッスンでした。
情熱的にポロネーズを演奏した古海さん。ルーイン先生はまず「ポロネーズとは何?同じポーランド的な要素があるマズルカとはどう違いますか?」と質問しながら、より誇り高く高貴さの漂うポロネーズに仕上げていきました。また様々な版を比較すること、身体の動きと耳を連動させること、音を打鍵した後も感情が続くように意識すること、当時の楽器特性を考慮して左手が大きくなり過ぎないように配慮すること等、他の曲にも共通する普遍的なことを指南されました。ノクターンは、「もう少し遊んだり、動いてもいいですよ」「魔法をかけるように」と、言葉と音を通して、少しずつ感情を引き出していたのが印象的でした。
第2巻全曲を弾いた三上さんに、イラチェク先生は技術的に難しい部分もよく弾けていますねとコメントし、テーマにある舞踏のようなスイング感を大事にしながら、それをいかに発展させていくのかを指導されました。まず装飾音なしでゆっくりと精確にテーマを弾くこと、それが第2変奏では流れるようなメロディに、第3変奏ではウィンナワルツのごとく軽やかに踊るように・・等、各変奏の特徴を捉えることで表情がより生き生きと際立ってきます。ウィンナワルツは3拍のステップを踏みながら旋回するので、123 456と6拍で円を描くように弾くこと。ブラームスも20年以上住んだウィーン、その本場ならではのアドバイスでした。
レガート、響き、ディナーミクなど、全て楽譜通りに正確に学んでいるので、もっと遊び心や想像力を生かして様々な表情が出てくるといいですね、とユデニッチ先生。一つの方法として、時々楽譜を見ないで、「どう弾こうかな」と想像を巡らせてみることを提案。また第1番のオクターブがレガートで弾けるようにペダルと上声部での繋げ方や、スタッカート部分はもっと遊び心をもって生命を吹き込んで、第3番は左手のオクターブを誇り高く堂々と、第4番は右手のオクターブを軽やかに、第6番は緊張感と解放を情熱的に表現して、そしてテンポは変えずに次節とのコントラストをつけるように。渡邊さんの演奏もパピヨンのように、だんだんと想像の羽根が広がってきました。
- 公開レッスン通訳:
深川美奈先生(ユデニッチ先生)、千田直子先生(イラチェク先生)、石川悠子先生(ルーイン先生)
一人約30分のリサイタル(最終審査会)後に、インタビューを行いました。入賞者に続き、五十音順にご紹介します。
モーツァルトはイラチェク先生にウィーンのスタイルを教えて頂き、またバルトークはユデニッチ先生に自分の考えとは違うことを言われましたが、どれもこれから頑張りたいと思います。楽譜を見ているけれど自分の思いで弾いてしまうところがあるので、楽譜が基盤にあってそこから自分で音楽を創り上げなければいけないことに、あらためて気づかされました。また色々な弾き方がある中で、自分が選択してどう弾きたいのかを伝えなくてはならないことも学びました。
バルトーク『戸外にて』は自分で選びました。小さい頃からルーマニア舞曲などを弾いていて、外の風景を題材にしたこの曲も好きで、民謡やバグパイプの楽器などを表現したいなと思いました。バグパイプの音や翻訳家が楽譜に書き入れた曲のイメージなどを参考にしたり、大御所の演奏を聴いたりしました。またモーツァルトのソナタK.282は第1楽章が遅いのが珍しく、これも好きな曲です。
本番への気持ちの持っていき方やその場での対応など、課題は自分の中で残っていますが、レッスンでは色々なことを教えて頂き、とても良い経験になりました。3人の先生に共通して言われたのは、オーケストレーションを考えて、ということ。もっとオーケストラの曲を聴いたり、実際の演奏も聴きたいと思います。
レッスンで直されたことを意識した上で、自分が思っていることを表現したいなと思って挑みました。
シチェドリンは先生にお勧めして頂いて、あとは自分で決めました(ショパン:ポロネーズ第5番、ノクターン第18番、シチェドリン:バッソ・オスティナート、ヴェルディ=リスト:『アイーダ』より神前の踊りと終幕の二重唱S.436)。バッハや古典も含めてどの時代も好きなのですが、現代曲はあまり弾いてこなかったので、これから幅広くレパートリーを増やしていきたいです。
勉強になることが多くて収穫ばかりです。
3拍子の曲が多かったのですが、イラチェク先生が踊りの踊り方を教えて下さったのが印象に残っています。
自分を出すことを意識しています。以前よりはできたかなと思いました。レッスンを受けたり、同世代の皆と接したり。総合的な力を備えて立派なピアニストになりたいなと思います。
とても充実した3日間でした。1日に違う先生のレッスンを2回受けるのは初めてで、疲れましたが楽しかったです。
ルーイン先生にまず「英語を勉強しなさい」と言われたこと(笑)。またイラチェク先生にショパンとリストのクレシェンドについて教えて頂きましたが、一段落したらぜひ勉強してみたいと思います。
練習時間は1日7時間くらいです。進学校なので同級生はもう部活をやめて受験勉強を始めていますが、宿題は学校で終わらせて帰宅したらピアノを弾いています(ピアノを弾いていると勉強でもケアレスミスがなくなるそうです)。昨年から関本昌平先生に教わっていますが、音の出し方を根本的に変えて、今回初めてプロコフィエフに挑戦しました。普段から、全体の構成を考えて弾くことを意識するようにしています。
新曲が多い中、3人の素敵な先生方にレッスンして頂けてよかったです。モーツァルトのソナタK.333とリスト(オベール=リスト:「ポルティチの唖女」のタランテラによるブラーブラ風タランテラS.386)が新曲でした。
イラチェク先生のモーツァルトのソナタK.333のレッスンで、「1拍目に鼓動があって、そこから風のようにスイングする」というのが印象的でした。その言葉がこれからの演奏の糧になったらいいなと思います。
最初に自分が持ってきた演奏とだいぶ変わったと思います。とても勉強になりました。
ルーイン先生にリスト『タランテラ』をレッスンして頂いたのですが、「ピアノはWorkではなくPlayだから、僕はピアノを弾く時は仕事ではなく遊んでいるんだよ」と仰っていました。お客様に楽しんで頂くには、まず自分が楽しんで弾くことが大事だと思いました。
音が硬かったのですが、ユデニッチ先生に弾く姿勢を注意して頂いて、少し柔らかくなりました。特に本番ではベートーヴェン『熱情』が柔らかく弾けたと思います。
楽譜はいつも一種類しか見ないのですが、ベートーヴェンもリストも2~3種類の版を見ました。最初に譜読みしたときは気づかなかったのが、だんだんと「こういう意図で書いたのか」と理解が深まりました。
いつものレッスンや自分が普段考えていることと違う視点からのアドバイスを頂きました。「言葉で言ってもすべては伝わらないから、魂でレッスンをするんだ」と仰っていたのが印象に残っています。
ただ弾くだけでなく、自分がどう弾きたいのかを、後ずさりしないで、自分から「聴いて下さい!」と皆さんに届くように演奏できればと思っていました。
自分が何になりたいかまだ決まってはいませんが、ピアノを弾く上でももっと自分を出せるようにしたいと思います。
前回は上の学年の方々からいろいろな学びがあり、それに近づけられたらいいなと練習してきました。現時点での自分の演奏ができたかなと思っています。
ユデニッチ先生から、楽譜通りに弾くのは大前提で、そこから響きや音楽をどう創っていくのか、その創り方を学ばせて頂きました(ラヴェル『クープランの墓』より3曲)。フランスの作品なので色彩感の表現を重視しながら、全体の流れの中でも一音一音を意味のある音にして、それを明確に観客に届けるようにとアドバイス頂きました。2日間しかありませんでしたが、意識が変わりました。今後の練習の仕方として取り組んでいきたいと思います。
とてもきれいなホールとピアノで弾きやすかったです。福田靖子賞ほど大きな選考会は初めてで、海外の先生方3名にレッスンして頂いのも良い経験になりましたし、その他8名の方も良い演奏をされると思うので、それも含めてとても勉強になりました。
常に自分が問題としている点を仰って頂きました。手をリラックスすることや、フレーズや作曲家の意図などを指摘して下さいました。またイラチェク先生にはウィーン古典派本場の弾き方を教えて頂きました。今自分が課題としていることがあり、それはどの曲にも必要なので、克服できるように勉強していきたいです。
3名の審査員に、福田靖子賞選考会の印象や本国での音楽教育などについてお伺いしました。
才能豊かな若いピアニストの皆さん、指導者の方々、才能を発掘する教育システム・・・いずれも素晴らしく、心から皆様に敬意を表したいと思います。
才能とは、多くを記憶できること、アーティストとしての存在感など、多くのクオリティを意味します。我々は今、新しいタイプのアーティストを育てています。世界には多くの情報があり、音楽の学びにも国境がなくなってきています。情報はあらゆるところにあり、それを学びに生かすことが大事です。若い方にお伝えしたいのは、学び続けること、旅をして異なる文化を知ること、自分で学んで答えを見つけようとすること。福田靖子賞の今後の支援活動に期待しています。
今回ピティナの素晴らしいご活動を、尊敬の念とともに拝見させて頂きました。ピティナ・ピアノコンペティションには4万人のピアノ学習者・愛好者が参加されているそうですが、どの年代の方にとっても、音楽が常に人生の一部にあり、それによって世界が豊かに広がっていくことを祈っております。また福田靖子賞選考会では、才能ある若いピアニストの指導と演奏審査に携わりましたが、彼らがわずか数日間で素晴らしく成長したのを聴いて感激しました。彼らにとって、音楽が自らの感情や思考を表現し、知力を高め、自身を守るものであってほしいと心より願っています。
どの生徒さんもとても才能があり、オープンで異なるアイディアを受け入れることができ、良いご指導を受けていらっしゃると思いました。
私は1回レッスンしただけですが、もし何か一言お伝えできるとすれば、作品を単独で切り離してとらえず、他の芸術とどう繋がっているのかを知ることでしょうか。ショパンやリストはパリに住み、画家や詩人たちとも親交がありました。新しい芸術を生み出していた人同士、お互いに作品を見聞きし、意見を交わしていたのです。実際、リストはウィリアム・ターナー、ドビュッシーは印象派など、同時代の絵画にインスピレーションを受けて書いた曲もあります。幼少の頃から多くの芸術に触れさせることが大事ですので、先生方が生徒さんを美術館に連れていってあげるのも良いと思います。
私はカール・ハインツ・ケマリング先生とハンス・ライグラフ先生に習いました。ライグラフ先生は生徒が自分で音楽を考えること、自分で決めることを常に尊重し、その手助けしてくれました。またマスタークラスからも多くを学びました。歌手ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ氏には呼吸やフレージングについて、ヴァイオリン奏者のアイザック・スターン氏には音と音の繋がり、その間に何が起こっているのか考えることを学びました。今でも演奏家また指導者として、常にオープンマインドで、新しいアイディアを受け入れたいと思っています。
新しい曲に取り組むとき、ピアノの前に座らず、まず指揮者のように全体の構造を見ます。音楽がどう流れているのか、どこが頂点で、どこが最も弱いのか。音楽の拍やリズムを感じとり、それから指使いなどテクニック面を考えます。ピアノ曲にはたくさんの音がありますが、その中にラインがあり、光を当てるべき音があります。そしてそれはどのような音質や色彩なのか。指導者としても、生徒にこのようなことを考えさせるようにしています。
実は私自身も時々しています。ある著名な女流画家から聞いた話では、時々基本に戻るため、白いキャンバスに向かい、完璧な円を何度も描くそうです。どんなレベルであっても、初心に戻ることは大事です。
一歩後ろに下がって、心をオープンにし、音楽が自然に流れ込んでくるようにすること。瞑想のような静けさの中で、深く呼吸し、音楽を感じること。音楽があなたに奏でさせるようにして頂きたいと思います。
レッスンの中から印象的な言葉を抜粋してみました。どの曲にも共通することなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 音楽が発展している部分なのか、あるいはアイディアを繋げるだけの経過部分なのか、を見極めましょう。表現が過剰になりすぎず、シンプルさを受け入れる勇気も必要。鍵盤に触れないで、まず楽譜全体を見ることも大事ですね。(イラチェク先生)
- クレシェンドの扱いについて。種に光が当たってすぐ芽が出るのではなく、自分の中にまず何かが起こり、それがある程度時間をかけて音に反映されてきます。たとえばベートーヴェンOp.81a『告別』では、第3楽章162~172小節まで10小節かけてクレシェンドする。そうした物事の展開のしかたを考えましょう。たとえばショパンがcrescendoと書き入れるのは曲を展開・発展させたいとき、松葉記号<を書き入れるのは風のようにかすかな動きを表す時、と区別していました(ジャン=ジャック エーゲルディンゲル著『弟子から見たショパン』より)。
カルテットであればどの楽器がクレシェンドなのか明記できるが、ピアノは「音楽のどこに意味があるのか」を自分で考えて、バランスを決めるようにしましょう。(イラチェク先生) - スタッカートの意義は時代や作曲家によっても違います。スタッカーレ(切り離す)が語源ですが、短すぎると音が展開していく余裕がありません。Extra energyの意味もあるので、自分では"エネルギー・ドット"と呼んでいます(イラチェク先生)
- スフォルツァンドはppやffの中にも存在します。それぞれの意味をよく考えましょう。(ユデニッチ先生)
- アルトゥール・シュナーベルの子息に習った時のこと。あらゆる「感情」を表す言葉を紙に書き出し、1音でその全てを表現してみる、という試みをしました。音の中にある様々な感情を探すことによって、表現の幅が広がります(ユデニッチ先生)
- 一つの和音を、毎回違う表現を探りながら15回続けて弾いてみて下さい。その和音がどれだけの色彩、音質、音色の層で表現できるかを自分で考えてみましょう。自ずと和音に対する感覚が研ぎ澄まされてきます。全ての音を均一にぱっと出さないこと。(イラチェク先生)
- 目を閉じて弾いてみると、突然耳が開かれ、音が研ぎ澄まされます(ルーイン先生)
- どんな音にしたいかまずイメージして下さい。目を閉じて音をよく聴いて。(ユデニッチ先生)
- なぜこの曲を選びましたか、楽譜から何を見出しましたか?(ユデニッチ先生)
- 遊び心や想像力をもっと生かして、様々な表情が出てくるといいですね。時々楽譜を見ないで、「どう弾こうかな」と想像を巡らせてみるのもいいでしょう。自立したアーティストになることを恐れずに!(ユデニッチ先生)
- なぜそのような表現になるのか、あなたがどう解釈したのか、それがはっきり伝わる演奏にしていきましょう。(ルーイン先生)
- このフレーズに魔法をかけて!(ルーイン先生)